おはようございます。
中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「第9回 勉強会 事例Ⅳ NPV特集~苦手意識の克服~」です。
まずは第9回勉強会のアジェンダの記事から。
「第9回 勉強会アジェンダ 今が損益分岐点分析・合格分岐点分析」
第9回勉強会
今回は第9回勉強会の実施報告です。
4月25日(日)勉強会を実施しました。
9:30~NPVの問題を約2.5時間耐久で解きます。
当日に解いた問題のボリュームは前回のCVPの時と同様に多く、やりごたえがあったと思います。
おっと、ここでやらかしていけないのは、電卓です。
電卓は常に2個持参して本番対応しましょう。
通常の大きさのものは事例Ⅳを解く時に持ち歩き、加えてコンパクトな電卓を常時持ち運びましょう。
僕のお薦めは下記のCASIOの電卓です。
SHARPとCASIOでは使用方法が違うので注意しましょう。
事例Ⅳの事前対策
過去問や基礎的な問題集は、既に各自で繰り返し解いていることを前提としています。
ですが基礎養成としてやるべきことは、基礎的な問題集と市販の問題集です。
過去問と市販の問題集では下記教材を使用されている方が多いと思います。
「事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」
過去問を分野別に扱った書籍です。
今後勉強会でも取り扱ってよいと思ってます。
「2018年改訂版30日完成 事例Ⅳ合格点突破 計算問題集」
基礎的な問題から解くことができる問題集です。
1次試験対策が進んでいる初学者のかたは、空いた時間にこの問題集をそろそろ活用してもよいと思います。
過去問については各教材ごとに解答が若干違っていたり、解法が違うので様々な解法をみておいてもよいと思います。
「TAC出版第2次試験過去問題集2021年度」
そして、「TACのオプション講座の事例Ⅳ特訓」を受講している人は、付属でついてくる事例Ⅳの特訓問題集を解かれていると思います。
勉強会メンバーでは、3名の方がTACの事例Ⅳ特訓を今年受講されました。
総じて言えることですが、ただ受講しただけでは表面的な力しかついていないので、腹落ちするまで繰り返しやり込むことが重要です。
試験日が延期でまだまだ長丁場なので、継続して事例Ⅳ対策もやっていきたいところです。
人に説明出来るまで、出来るようにする
今回も問題量が多かったので、約2時間半解くのに時間がかかりました。
通常はやらない負荷をかけた取り組みにおける結果はいかがだったでしょうか。
解答を共有してみると、メンバー全員ができた問題というものは基本的な問題だけで、ある程度のレベルの問題になると約半数ができて、半数ができていないといった問題によるバラツキがありました。
飛びぬけて得意という人がいるわけでもなく、全て完ぺきではないので、どこかでやらかして、誤った解答になってしまってます。
問題文の読み取りのミス、数値の単純な解釈のミス、考え過ぎていらないものを入れてしまいとんでもない解答になってしまったりと、基本的な問題は解けるのに、少しひねられると誤った解答になってしまうのです。
間違えてしまった問題、深く理解して腹落ちしていいない問題については、自分一人で考え込んでいても時間ばかりが経過して、なかなか前に進まないので、分からないことは人に聞いた方が早いです。
その逆で深く理解するためには、人質問されて説明をすることで高い効果が得られます。
問題を解く、違った解法で解く、もう一度解く、人に説明をして教える。
人に説明できるレベルであれば、本当に理解出来ているというレベル感です。
みながどこで間違えてしまっているのかを説明できるレベルまできていれば、マスターといえるのでしょうね。
春の模試
次回の勉強会からは今までの実力試しとして、予備校の春の模試を受験していき、受験生同士で振り返りをして頂きます。
予備校の解答はすぐには返却されませんので、とりいそぎ1人だと自己採点と復習ぐらいしかできず深掘りまではなかなかできないです。
しかしながら、勉強会というものがある以上、このメンバー間では情報を共有して、解答を交換しあい、全体での振り返りや相互に解答をみて受験生同士で協議して頂きます。
ここで明確になるのは、初見の問題への対応力です。
今までの過去問の解き直しではある程度できる解答が書けていた人も、初見の問題を解いた時には果たして点数を稼げる解答が書けるのでしょうか。
正直なところ予備校の模試の点数が良ければ100%合格できるということではないので、一概に点数が悪かったから全然ダメということでもございません。
あくまで現在値を図るバロメーターとしては機能するものだと思います。
そして模試を解いた後に有効になってくるのが、勉強会を通じたグループ学習です。
勉強仲間の解答を見比べて、自分の解答と周りの解答を比較して、全く的外れな解答を書いていないかどうかを分析していくと気づきが得やすいです。
きかれていることに答えられていない場合には、自分の誤った解答に気づくはずです。
12月からスタートした勉強会も約5ヵ月間が経過して、これからはいよいよ実践モードに入ります。 参加メンバー全員の合格は当然目標としつつも、ここからが本当の意味でのフォローが必要な時期に入っていくと思います。
令和2年度中小企業診断士試験合格者からの合格体験談
令和2年度合格者の方から、アドバイスを頂きました。
以下、箇条書き。
・60点を目指すと60点以下になってしまうので、各事例70点を目指す。
・特に得意科目にしたい事例Ⅳは80点を目指す。
・加点されるキーワードを与件文の中から抜き出して入れられるかどうかが大事。
・解答作りでは、体言止めや単語の羅列ではなく、文章として書くことを意識していた。
・文章として書くことの結果、ひらがなを漢字にするとか詰め込む解答に辿り着いた。
・意識的に編集スキルを向上させる練習を行った。
・事例Ⅳでは解き方のパターンがある問題は、複数の解き方を習得して深掘りした。仮に難化したとしても、得点源に出来るように、複数の解き方をマスターした。
・失敗を活かして、強化する部分や見直す部分を明確にして、取り組んでいくべき。
・1次試験の日程が遅くなり例年とはイレギュラーになったので、春の時期は2次試験対策を先行してやった方がよい。
・勉強会メンバーでは相互に回答を添削したことで、解答の書き方を見直した。
・出来る人のメソッドや解き方や書き方を盗んだ。
・本番では使えないが、練習では80分で解いて、そのあとプラス延長戦で解答の深掘りをして、与件文での漏れを反省材料とした。
・事例Ⅳ80点を取るためにやったこと。解答用紙を分析をして、例えばフリー記入欄の大きさで解答検討していった。
・CVP分析は公式だけを覚えるだけではなく、たとえばαから解くのではなく、1-αの限界利益を意識して解答に導く訓練をした。
・春の時期はまだ試行錯誤していく時期なので、大いに悩んだ方がよい。
本日のまとめ
本日のまとめの前に告知です。
僕が運営する診断士ライフコミュニティでは、中小企業診断士2次試験になかなか合格出来ない人達のために勉強会を開催しています。
参加者のメンバーには100%合格していただきたいという強い思いがあり、勉強の進捗管理から個別相談までしております。
そして、受験生支援以外では、インタビュー動画をYouTubeチャンネルで投稿しております。
インタビューをさせて頂ける方を募集しておりますので、よろしくお願いします。
今回は「第9回 勉強会 事例Ⅳ NPV特集~苦手意識の克服~」でした。
- ただ受講しただけでは表面的な力しかついていないので、腹落ちするまで繰り返しやり込むことが重要。
-
深く理解するためには、人質問されて説明をすることで高い効果が得られます。
問題を解く、違った解法で解く、もう一度解く、人に説明をして教える。
- 模試で明確になるのは、初見の問題への対応力。
- 勉強仲間の解答を見比べて、自分の解答と周りの解答を比較して、全く的外れな解答を書いていないかどうかを分析していくと気づきが得やすい。
第10回勉強会 予備校模試の振り返り➀
日時:5月2日(日)AM9:00~
事前課題:TAC2次実力チェック模試を5月1日(土)までに受講
中小企業診断士2次対策 「2次実力チェック模試」 | |資格の学校TAC[タック]
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