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平成30年度 事例Ⅲ 情報量が多い時に動揺しない段取り

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おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「平成30年度 事例Ⅲ 情報量が多い時に動揺しない段取り」です。

 

 

令和2年度の問題は過去出題傾向から予測する

令和1年度試験の記事の際も同様の内容を入れてますが、平成30年度の事例Ⅲの特徴は文章量の多さと図が2つ出題されたこと。そして、その図がそれぞれ設問と密接にかかわりあっていることでした。 

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令和1年度:2,522文字、平成30年度:2,558文字、平成29年度:2,132文字、

平成28年度:1,897文字、平成27年度:2,014文字、平成26年度:2,155文字、

平成25年度:2,285文字、平成24年度:2,236文字

 

令和1年度・平成30年度と2,500文字と文章が多いです。

この傾向だと令和2年度の与件文も同様に多いのか?

3年連続同じ傾向も考えられます。

与件長いです。

 

図の個数は、令和1年度:無し、平成30年度:2つ、平成29年度:無し、平成28年度:3つ平成27年度:3つ平成26年度:無し、平成25年度:無し、平成24年度:3つ

図の有無は2年に1度の頻度。昨年は図が無かったことから、

令和2年度は図がでる可能性大なので、対策が必要です。

今回の平成30年度の様に、文章が多くて図も2つある。

情報が多い中で設問ごとに情報を整理する能力が求められます。 

 

設問解釈 

平成30年度事例Ⅲの設問解釈をしていきます。

この年の企業C社は、大手電気・電子部品メーカー数社を顧客に、電気・電子部品のプラスチック射出成形加工を営む中小企業。

第1段落をさらっと読みますと、どこかできいたこの単語「プラスチック射出成型加工」

平成26年度 事例Ⅰの企業でも「プラスチックの射出成型技術」をコア技術として企業が出題されております。

 平成26年度 事例Ⅰ の過去記事より。

 よくよく読むと全然違う企業ですが、何となく過去問に出てきたなあといった印象を持つと思います。

事例Ⅰ・事例Ⅲは製造業なので似たような技術を持つ企業が登場します。

 

第1問と第5問は戦略系の問題、第2問と第3問と第4問は生産系の問題です。

 

第1問(配点20点)
<顧客企業>の生産工場の海外移転などの経営環境にあっても、C 社の業績は維持されてきた。その理由を80 字以内で述べよ。

 

→80字以内。結構短いです。普通に書くと2センテンスぐらい。できれば3要素を入れたいが内容が薄くなる可能性が高い分量。

業績は維持。拡大ではなく、何とか維持出来てきたという印象。

SWOTの強みの問題です。このパターンが一番多い。

「技術力」「設計力」「営業力」「一貫生産体制」「連携」

2~3の段落から強みをコンパクトにまとめて、編集する技術がもとめられます。

海外移転から反対の国内での生産、経営環境が厳しくなる中で補てんして維持してきたと想起。


第2問(配点20点)
C 社の<成形加工課>の成形加工にかかわる作業内容(図2 )を分析し、作業方法に関する問題点とその改善策を120 字以内で述べよ。

 

→いきなりきました「マン・マシン・チャート」

げげ、なんだこの図は。動揺しますね。1次試験でも後回りにしてきた図や表の問題。

この図はどこかでみたことがあるような。

「作業方法」という記載から作業効率を高める、生産性を高める、生産現場レベルの話し。

具体的な話を与件にそって、今回は図を分析して解答したい。

「段取り替え」「ECRS」ムダ・ムリ・ムラを無くす

問題点とその改善策の120字。50:70や40:80。

問題点は少なめで、改善策が多めがよい。

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平成27年度運営管理の第16問。

この問題は何度も解いたはず。この図において操作業時間を短縮するために順番を変えた時に何秒時間が短縮されたかを答える問題。

この連合作業分析の表の応用問題。

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第3問(配点20点)
C 社の生産計画策定方法製品在庫数量の推移(図1 )を分析して、C 社の生産計画上問題点とその改善策を120 字以内で述べよ。

 

生産計画が2回も登場。

第3問は生産計画についてを書く。

またまたくせ者なので、図があることで本来書くべき解答に迷いを生じさせる作り。

生産計画はどのように作ればよいのか?

製品在庫数量の推移も指摘すると加点されますよ!と言ってます。

与件文との突合せも必要なので工数が多い問題です。

解答構成は第3問も第2問と同じ。

問題点とその改善策の120字。50:70や40:80。

問題点は少なめで、改善策が多めがよい。

問題点は与件に書いてあることが多いので与件から抜きです。

図1は1次試験で勉強した「定量発注方式」の図。

発注点になったら、つねに一定量の経済的発注量が発注されて、安全在庫を維持するもの。

この図を見た瞬間に果たしてどこまで知識を想起できるのでしょうか?

この図の解釈にどのぐらいの時間を掛けるのかがポイントですね。

 

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第4問(配点20点)
C 社が検討している生産管理コンピュータ化を進めるために、事前に整備しておくべき内容を120 字以内で述べよ。

 

 →生産管理の問題。第3問が生産計画の問題でした。

第4問も同じ生産計画の問題ではないですよね。

情報系の問題?生産情報を整理、管理、生産統制

現品管理・進捗管理・余力管理の生産統制。

120字と字数があるので、事前に整備しておくべき内容を書いて、効果を書く。

 

第5問(配点20点)
わが国<中小製造業>の経営が厳しさを増す中で、C 社が立地環境経営資源を生かして付加価値を高めるため今後の戦略について、中小企業診断士として120 字以内で助言せよ。

 

→最後は戦略系の問題。

 結構ヒントが埋め込まれている設問文です。

経営が厳しさを増す中、立地環境経営資源付加価値を高めるため今後の戦略中小企業診断士

立地環境経営資源の視点から要素を抜いて書く。たぶん第1問で解答したC社の強み。

付加価値を高める高付加価値な受注を獲得する。

中小企業診断士の1次試験の知識も使ってね。

 

第1問が80字、第2・3・4・5問と全て120字なので、効率よく書かないと時間が足りないです。

問題を解く順番も重要ですね。

 

情報量が多い時に動揺しないように、予め試験問題を解く工程を決めておき、

ムリ・ムダ・ムラの段取りを改善。

設問解釈から想起出来たことが多いと、与件や図との対応付けがしやすくなります。

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射出成型機
この成型機が2台

金型を使用する

技術が向上してインサート成型

自働化

 

 

平成30年度の事例Ⅲの企業は?

「北海道 プラスチック射出成型加工 インサート成型」で検索すると出てきた企業。

トルク精密工業株式会社

http://torc-p.co.jp/index.htm

 

since1974年、プラスチック成型、金属プレス加工

1級技能士、2級技能士

製品:電気・電子部品

 ある程度類似要素はありますが、詳細がみつからず。

出題委員の本田康夫教授の論文も貼っておきます。

「トルク精密工業 部品メーカーとして製造業を支える企業」

札幌大学学術情報リポジトリ

内容は、平成30年度の試験問題との関連性は薄い気がします。

 

問題に対応した書籍紹介

平成30年度(2018年度)の解答解説が掲載されている書籍です。

過去問

診断協会のホームページからダウンロード

中小企業診断士試験問題

AASのホームページからダウンロード

試験問題だけではなく、解答用紙と出題の趣旨までまとまってます。

2次試験過去問ダウンロード│AAS中小企業診断士 2次試験対策専門校 

 

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再現答案やプロセスではお薦めです。

各事例の解き方と令和1年(2019年)~平成27年(2015年)までの過去5年分の過去問の解説付き。A5版と小さく持ち運びに便利。

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メソッドと平成30年度の事例問題は網羅されてます。

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本日のまとめ 

  • 令和2年度試験も、情報が多い中で設問ごとに情報を整理する能力が求められる。

  •  問題点とその改善策の120字。50:70や40:80。

    問題点は少なめで、改善策が多めがよい。

  • 図の解釈にどのぐらいの時間を掛けるのか。

  • 5題で字数も多いので効率よく書かないと時間が足りない。問題を解く順番も重要。

  • 予め試験問題を解く工程を決めておき、ムリ・ムダ・ムラの段取りを改善。

 

2次筆記試験まであと57日。

残り2カ月を切りました。この1ヶ月でどこまで実力を上げられるかが勝負です。

 

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