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令和1年度 事例Ⅰ 60点の壁

おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「令和1年度 事例Ⅰ 60点の壁」です。

 

 

まずは令和1年度事例Ⅰの記事からです。

「令和1年度 事例Ⅰ 変化に対応してゆでガエル脱却」「令和1年度 事例Ⅰ 時代の変化に取り残された古参社員たち」「令和1年度 事例Ⅰ 与件文、下から見るか?横から見るか?」設問解釈、与件分析です。

 

再現答案をもとに分析

今回は令和1年度の事例Ⅰの私の再現答案を用いて解答を見ていきたいです。

再現答案は2次試験が終了したあと移動の電車で書きはじめました。

当日の夜試験お疲れ会への出席を予定しておりましたが、どうしても再現答案というものを正確に書きたい衝動があり試験終了後はそのままのモチベーションで、飲み会会場のそばの喫茶店までの移動中と、喫茶店内で約1時間半かけて、事例Ⅰ~事例Ⅳまで、

メモと記憶を頼りに各事例で書いてきたキーワードを中心に再現答案を書きました。

試験の興奮状態が強く残っていたことから、試験時のことを思い返して丁寧に再現。

これは書いた、これは入れなかった。

再現答案は試験後に即書いて、自分の宝にした方がよい。

合格しても合格出来なくてもその後の財産になります。

 

当日のタイムマネジメントは以下の状況でした。

設問解釈20分、概要把握20分、  対応付け5分で、45分経過。

のこり最大35分。1問7分程度。

追い込まれました。

 

※設問、【出題の趣旨】、<対応付けた段落>、「キーワード・センテンス」

『1次知識』(再現答案)の順で1問ごとにみていきます。

 

実際に解いた順番は、第4問→第5問→第3問→第2問→第1問

解答は第1問から見ていきます。

 

設問解釈では問題の難易度評価をしてから、実際の設問を解く順番を決めていきます。

私の場合には組織系が先で戦略系が後の方が時間内に収めることができたので、

組織系の設問→戦略系の設問というパターンで本番の試験ものぞみました。

得意な設問から攻めて、最後に一番難しい問題を解く。

 

戦略の選択に迷う

第1問

<A 社長>がトップに就任する以前のA 社は、/苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかっ最大の理由は何か。100 字以内で答えよ。

 

【出題の趣旨】

事業再建のための 新規事業開発において、経営者が考えるべき戦略的課題に関する分析力を問う問題である。

 

→出題の趣旨が令和1年度試験は短くまとまってます。

新規事業開発でとるべき戦略の問題ということですね。

 

<対応付けた段落>

 第3・4・7段落を対応づけ。

 

「キーワード・センテンス」

自らが先頭に立って自社製品のメンテナンスを事業化することに取り組んだ。

ビジネスとして成り立たず売上減少と費用増大という二重苦

古き良き時代を知っている古参社員たち

自社のコアテクノロジーを「農作物の乾燥技術」明確に位置づけ社員に共有

 

『1次知識』

SWOT分析。外部環境分析。経営戦略問題。新規事業開発。アンゾフの成長ベクトル。

 

(再現答案)

自社のコアテクノロジーを明確に位置づけ、育成・強化し競争優位性を構築できなかった為。古き時代を知っている古参社員が反対し、経営資源選択と集中し学習・改善し社員に共有した事業体制を構築できなかった。

 

→第7段落で成功したのだからその裏返しで対応しようして「自社のコアテクノロジーを明確に位置づけ」を採用。

対応付ける段落を第3段落と第4段落で迷いどの部分をしようするかに迷いが生じ時間をとられた。経営戦略。事例1の第一問はずばり一言でいうと何か。

「売上減少と費用増大の二重苦。」これも使おうと思い使わず。

最後に解いたということもあり、挙句の果てに時間がなくなり、戦略フレームのどれか絞ることが出来ず「経営資源選択と集中」と書いて終了。これはやってしまった。

「最大の理由は~」という書きはじめは字数がもったいないので使用せず。

戦略の問題は、一言でいうと何か。戦略問題は常に難しい。

戦略問題として解答

第2問

<A 社長>を中心とした<新経営陣>が「改革」に取り組むことになった/高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その「背景」にあるA 社企業風土とは、どのようなものであるか。100 字以内で答えよ。

 

【出題の趣旨】

企業体質および企業風土形成要因とその関係について、理解力を問う問題である。

→企業体質と企業風土の形成要因とその関係。

 

<対応付けた段落>

第3・5段落を対応付け。

 

「キーワード・センテンス」

入障壁の高い業界多額の補助金切迫感があったわけではなく

膨大な数の部品が在庫となって収益を圧迫していたのである。

また、営業所の業務が基本的に手書きの帳簿で処理され、全社的な計数管理が行われないなど、前近代的な経理体制

 

『1次知識』

参入障壁、企業風土・組織風土、ゆでガエル

 

(再現答案)

たばこ産業は参入障壁が高い業界で関連団体から多額の補助金が葉たばこ産業者に支給されており売上が獲得できた。顧客ニーズを収集する機能をもち、製品改良して、付加価値を創出する必要がない企業風土であった。

 

→前半は状況説明。参入障壁は経営ワード。補助金も使える。

使おうと思っていた第5段落の部分を抜くのを完全に忘れた。

この問題もやってしまった。

段落や使いたいフレーズやキーワードの未使用は後悔先に立たず。

 

難問であるものの解答の方向性が見えた

第3問

A 社は、<新規事業のアイデア>を収集する目的で『HP』 を立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。/自社製品サービスの宣伝効果「など」HP に期待する目的・機能とは異なる点焦点を当てたと考えられる。/その成功の背景にどのような要因があったか。100 字以内で答えよ。

 

【出題の趣旨】

市場動向とホームページなどを活用した情報戦略の関連性について、理解力を問う問題である。

→市場動向とホームページ。情報戦略の関連性

 

<対応付けた段落>

第8・9段落を対応付け。

 

「キーワード・センテンス」

市場の開拓販売チャネルの構築、ターゲット市場を絞る

潜在市場の見えない顧客に用途を問う、

アプローチすることのできなかったさまざまな市場との結びつきもできた

 

『1次知識』

市場の選択と集中、ニーズの収集

 

(再現答案)

ターゲット市場を絞ることができない中さまざまな市場との結びつきにより、事業領域を絞り込み、効率性を高め競争優位性獲得したこと。特定顧客との継続的な取引でニーズ収集し製品改良し価値提供の仕組み構築した為。

 

→例年第3問が難問が多いという印象。毎年出題されている、顧客ニーズの収集を入れて、新規ビジネスを成功させた方向性。

 

いただき、人的資源管理

第4問

<新経営陣>が事業領域を明確にした結果、/古い営業体質を引きずっていた<A 社の営業社員>が、新規事業の拡大積極的に取り組むようになった。/その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。

 

【出題の趣旨】

新規事業の営業力強化にとって必要な意識改革を実践する経営施策につ いて 、理解力・分析力を問う問題である。

 

<対応付けた段落>

第6・9段落のみで対応付け。

 

「キーワード・センテンス」

従業員の年齢が10 歳程度も引き下がり、コストカットした部分を成果に応じて支払う賞与に回すことが可能になった。

<営業部隊>のプレゼンテーションが功を奏した

 

『1次知識』

報酬、モラール・モチベーション、組織活性化

 

(再現答案)

従業員の年齢が10歳程度も下がり若返りし、コストカットした部分を成果に応じて支払う賞与制度が設計されモチベーション向上した。営業部隊に権限委譲し、迅速な情報フィードバック得て柔軟迅速な対応で組織活性化。

 

→前半は与件を抜いて、モラールより成果主義なのでモチベーションアップ、

最後は組織活性化で締めた。

この問題は1番解きやすかったので初めに解きました。

人的資源管理の問題は点数獲得のチャンス。

 

機能別組織のメリット?逆にきいてきた

第5問

A 社長は、「今回」、組織再編を<経営コンサルタント>の助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。 

 

【出題の趣旨】

組織再編を実施する際の条件に関する分析力を問う問題である

→追加情報無し。

 

<対応付けた段落>

第10・11段落を対応づけ。

 

「キーワード・センテンス」

機能別に組織

<営業を主に統括するのが副社長>、<開発と製造を主に統括するのが専務>、

そして<大所高所からすべての部門にA 社長>が目配りをする体制

「創業当時」の機能別組織のまま

組織再編を見送ることとした。

 

『1次知識』

組織再編、組織構造

機能別組織のメリット・デメリット、事業部制組織のメリット・デメリット

 

 

(再現答案)

経営資源が分散されず組織的な対応ができていること。機能別組織で営業を副社長が開発と製造を専務が統括し全体を社長が統括し、各機能に集中し効率的で経営資源の多重利用、全社的な情報共有がされ後進育成できた為。

 

→機能別組織・事業部制のデメリットは何度も繰り返し暗記暗唱してきたが、

機能別組織のメリットを中心に書く練習はあまりしてこなかった。

この場合には事業部制組織のデメリットが起こっていないとひっくり返して解答。

ただ後半部分はこんがらがり、キーワード詰め込み列挙作戦に。

機能別組織・事業別組織のメリット・デメリットは繰り返し覚える。 

 

60点の壁

最後に私の得点開示請求後の点数はなんと「60点」でした。

しょぼ。いやいやギリギリの60点。

一応最低ランクの合格点。事例1が最後まで苦手意識があったので何とか乗り切ったという感覚です。

解き終わった時は第1問と第2問で確実に落としてしまったという喪失感がありました。なんせ時間が無くタイムアップになったから。

そんなやらかしてしまったにも関わらずぎりぎり60点になったのかを次回以降に分析します。

 

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60点の壁は厚かった

 

R1年度の事例Ⅰのモデル企業

R1年度の事例Ⅰのモデル企業。

TBC受験研究会のHPのブログに取材記事が書かれてます。

https://tbcg.co.jp/koushi-blog/

2社をミックスとのこと。

乾燥機の製造業。葉たばこ乾燥機から農作物、特殊乾燥機。

事例企業も確認するとビジュアル的にイメージがつきます。

これを本番の試験当日にイメージするのは困難ですが、

過去問ではイメージしながら事例企業を想像していくと親近感が出てきます。

 

三州産業株式会社

www.sanshu.co.jp

木原製作所

www.kiharaworks.com

 

果たして令和2年度の企業はどんな企業?

 

問題に対応した書籍紹介

令和1年度(2019年度)の解答解説が掲載されている書籍です。

 

過去問

診断協会のホームページからダウンロード

中小企業診断士試験問題

AASのホームページからダウンロード

試験問題だけではなく、解答用紙と出題の趣旨までまとまってます。

2次試験過去問ダウンロード│AAS中小企業診断士 2次試験対策専門校

 

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まとめシート 令和元年度編:2次試験 

 

ふぞろいな合格答案13

 令和1年度試験(2019年度試験)の答案分析と再現答案

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令和1年(2019年)~平成27年(2015年)までの過去5年分。

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直近の令和元年度および平成30年度の解答プロセスです。

ふぞろいだけじゃ物足りない方用。

 

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巻末の「抽象化ブロックシート」は暗記ツールです。 

2020年度版 速修2次テキスト (TBC中小企業診断士試験シリーズ)

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再現答案やプロセスではお薦めです。

各事例の解き方と令和1年(2019年)~平成27年(2015年)までの過去5年分の過去問の解説付き。A5版と小さく持ち運びに便利。

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本日のまとめ 

  • 再現答案は試験後に即書く。合格しても合格出来なくても財産になります。

  • 設問は得意な設問から攻めて、最後に一番難しい問題を解く。
  • 戦略の問題は、一言でいうと何か。戦略問題は常に難しい。
  • 段落や使いたいフレーズやキーワードの未使用は後悔先に立たず。
  • 毎年出題されている、顧客ニーズの収集でビジネスを成功させた方向性。
  • 人的資源管理の問題は点数獲得のチャンス。
  • 機能別組織・事業別組織のメリット・デメリットは繰り返し覚える。
  • イメージしながら事例企業を想像していくと親近感が出てくる。

 

2次筆記試験まであと89日

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