おはようございます。
中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和2年度 事例Ⅱ 勉強会での答案を分析①~差別化の要因~」です。
まずは令和2年次事例Ⅱの過去記事は以下です。
「令和2年度 事例Ⅱ 令和1年度試験との共通点と相違点」
「令和2年度 事例Ⅱ SWOTしながら読み進めるハーブの話し」
「令和2年度 事例Ⅱ 社長の思いは島の活性化への責任感」
「令和2年度 事例Ⅱ 1年の長い期間、満点の解答は広がりません」
「令和2年度 事例Ⅱ で?結局どこを鍛えればよかったのか?」
「令和2年度 事例Ⅱ 解答のヒント 君は出題の趣旨を感じたことがあるか」
自身の差別化の要因を探る
残り50日を切りました。
この50日という数字はこのブログを始めてから1年までの数字です。
途中で投げ出したくなる日もたまにありましたが、ここまで続けてきたこのブログ、ここまで来たら1年間365日連続投稿は必ず達成したいです。
診断士業界ならず、事業を起こすにしても常に競合が多い、レッドオーシャン。
このブログ業界ですら、競合となるブログが多い状況です。
基本的には輪番制の組織的な対応をしている受験生ブログが多く、個人で投稿しているブログもある。今思えば何故こんなレッドオーシャンに飛び込んでしまったのだろうか。
どれだけ有益な記事を書こうが、競合との比較で、組織には負け、経験にも負け、ブランド力や知名度も無く、この個人ブログはどうやって戦っていけばよいのだろうか。
診断士試験で毎回問われてくる、差別化のポイントがどこかです。
大きな違いは、基本的には一人で毎日投稿していること。
情報量や投稿・アウトプット量と質より量で勝負しています。
反面一人であることで突っ走っても誰も見てくれず監査機能がないこと。
結構見返すとお粗末な誤字・脱字や誤った表現があります。
ミスはありがながら、情報量・アウトプット量で勝負をしていく。
そして、自分のコンセプトとしては、成り上げり、弱者保護、どうしたら圧倒的な組織や強者に勝てるのかをテーマとしています。
このブログのテーマとしている中小企業診断士業界は、明らかにレッドオーシャンで、多数が皆そもそも資格を取得しなくても全然稼げてて、生活や人生に貧困していることもなく、ただ自己ブランディングや自己啓発のために、余力で取得している人が多いのが現実です。
敗者復活ではなく、独立したいという強い気持ちがあるわけでもなく、ただ箔をつけるいうのが目的。
その中で、弱者ではないが、多年度でなかなか合格出来ない多くの受験生の存在があり、何度も合格出来ないと敗者、負け癖が付き、自信やプライドは打ちひしがれて、路頭に迷っています。
そんな多年度や敗者を救うことに、ブログなり勉強会の価値がある。
差別化の要因は、丁寧で分かりやすい解説や圧倒的な情報量や詳細の手ほどきにより、今のままでは合格出来ない多年度受験生を合格に導くことであると思ってます。
具体的には、たゆまぬ情報提供による関係性の構築や試験へのモチベーションの維持、スケジューリングとフォローやサボっている時のアラートの進捗管理、人的リソースによる柔軟な対応力や個別対応、などによって顧客合格率を高める。
ターゲットは、多年度受験生で合格まで辿り着くことが出来ない、やややる気を失い、どうすれば合格出来るのか未だに不確定な迷える診断士予備軍です。
令和2年度事例Ⅱの解答分析
今回は令和2年度事例Ⅱの解答を検討していきます。
設問、出題の趣旨、勉強会メンバー高得点予想解答もしくは解答とメンバーの解答を比較して第1問から順にみていきます。
既に2回目時は終わり、3回目に進んでいただいたメンバーもいました。
次回3回目で解く時は、高いレベル感の解答が書けるように今の内は復習をしていってもらいたいです。
事例Ⅱは得意な人と苦手な人が分かれている感じがします。
不得意な人はどうも色々と考え過ぎていてアイデアで解答しているか、聞かれていることに答えられていない気がしてならないです。
それでは1問から参ります。
第1問
現在のB 社の状況について、SWOT 分析をせよ。各要素について、①~④の解答欄にそれぞれ40 字以内で説明すること。
出題の趣旨:B社内外の経営環境を分析する能力を問う問題である。
S(強み)
無農薬で高品質のハーブを年4~5回収穫できる栽培ノウハウ、Z社との取引実績。
無農薬で高品質のハーブの効率的栽培と新鮮な乾燥粉末の生産、Z社との取引実績。
無農薬で高品質のハーブを年に4~5回収穫できる効率的な栽培方法、Z社との取実績。
W(弱み)
大消費地でのハーブの知名度の低さ、自社ブランド製品が持てない事、自社販売力の弱さ。
①ハーブの知名度が大消費地で低く、②自社ブランドの販売、開発力が弱い点。
ハーブと島の知名度の低さ、Z社への取引依存度が高いこと。
O(機会)
拡大基調にあるヘルスケア市場、複数のヘルスケアメーカーからの取引の引き合い。
消費者の健康思考と拡大基調のヘルケア市場、複数ヘルケアメーカーからの引き合い。
健康志向を背景としたヘルスケア市場の拡大基調、安眠効果があるハーブの引き合い。
T(脅威)
他のヘルスケア製品との競合、Z社との取引がなくなるリスク、地域活力の低下。
①ヘルスケア市場競争が激化②売上依存度の高いZ社との取引量が減少し収益悪化リスク。
X島の地域の活性の低下、ヘルスケアメーカー間の競争が激しい、Z社との取引量減少。
強みを強化し、弱みを克服し、機会を捉えて、脅威を回避する。
2度あることは3度ある。
基本のSWOT分析は何度解いても完璧にしあげないとそろそろまずい。
第2問
Z 社との取引縮小を受け、B 社はハーブY の乾燥粉末の新たな取引先企業を探している。今後はZ 社の製品とは異なるターゲット層を獲得したいと考えているが、B社の今後の望ましい取引先構成についての方向性を、100 字以内で助言せよ。
出題の趣旨:B社の現状を踏まえて、既存製品の新たな販売先を提言する能力を問う問題である。
誰に、何を、どのように。
ダナドコフレーム。
STP。の解答構成により答えるのがやはり王道です。
1社に依存した取引先構成だと取引を切られ場合の経営リスクが高いため、複数の業者に分散するのが望ましい。ハーブYの効能を活かし高齢者や若い女性向け製品を開発する。
①安眠効果のあるハーブに関心を持つヘルスメーカー、②ヘルスケアに関心の高い大都市県在住の20歳後半~50歳代の女性層に対してお茶、健康食品、香水などの製品売上を増加させることでZ社への依存リスクを回避する。
望ましい取引先構成は、①高品質・安全性とアンチエイジング効能を求める女性層をターゲットに、サプリメント提供を目指す複数のヘルスケアメーカーとの提携と②Z社の売上依存度を下げつつ取引の継続を行うこと。
ターゲットは、与件文4段落に高齢者、9段落に30~40歳代の女性層、ヘルスケアに関心の高い人、12段落に20歳代後半~50歳代の大都市圏在住の女性層
と記載があり、このまま書くのかその逆を書くのか拡大解釈をする。
新たな取引先を答える問題なので、ヘルスケアメーカー、ヘルスケア市場
最後に効果で取引依存度の低下、取引リスクの分散
書き方、表現の練習。
誰に、どんな取引先と、効果。どのようにはあまりなく、それ以外を書けばよい。
ちょっと身近ですが前半はこれで終了です。
繰り返し解けば解答の方向性もなんなら解答事態も知ってしまっているかた解けてしまう。
3回目ぐらいであれば、全体のストーリーの流れと何故こ問題が問われていたかの必然性も合わせてみていく。
未だに解消が出来なのであれば、解き方に問題があるかもしれない。
そして、後半は次回です。
Twitterの高得点者解答もご参考ください。
本日のまとめ
最後に本日のまとめとなります。
今回は「令和2年度 事例Ⅱ 勉強会での答案を分析①~差別化の要因~」でした。
- 差別化の要因は、丁寧で分かりやすい解説や圧倒的な情報量や詳細の手ほどきにより、今のままでは合格出来ない多年度受験生を合格に導くこと。
-
ターゲットは、多年度受験生で合格まで辿り着くことが出来ない、やややる気を失い、どうすれば合格出来るのか未だに不確定な迷える診断士予備軍。
-
2度あることは3度ある。
基本のSWOT分析は何度解いても完璧にしあげないとそろそろまずい。
- 誰に、どんな取引先と、効果。どのようにはあまりなく、それ以外を書けばよい。
第5回勉強会 事例Ⅰ特集
日時:2月28日(日)AM9:00~
課題:平成29年度・平成28年度・平成27年度 事例Ⅰ試験問題
場所:池袋西口某所
緊急事態宣言下の中、公共機関を利用して行います。
オンラインとオフライン両方で実施。
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日時:3月3日(水)夜
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