おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「2次試験当日のイメトレ 令和1年度2次試験当日を振り返る(中編)」です。
まずは、 「2次試験当日のイメトレ 令和1年度2次試験当日を振り返る(前編)」はこちらです。
休み時間
事例Ⅰは半分成功、半分やらかしたと感じた状態で、休憩時間に入った。
事例Ⅰを終えて感じたことは、思ったより緊張していたこと、時間が足りないということ、そして、まだ自分の力は出し切れていないということ。
本番力。たぶん今の自分は本番力があるんじゃないかと思えるほど、体調は良かった。
冷静に自分自身の状態を分析出来ているからこそ、思考しながら進んでいけば、チャンスは必ず訪れる。
1事例失敗したからといって、諦めるのはまだ早い。
受験生の内、事例Ⅰを成功したと思えた人は、果たしてどのぐらいの割合なのだろうか。
多分、みんな失敗してる。ここはとりあえず苦手な事例Ⅰを終えられたことに安心感を感じられた。
休憩は40分間。
まずはトイレにいくか、いかないか。
1次試験の時はトイレは込むことは必須で、トイレに行かずにとりあえず一呼吸して廊下で次の科目のファイナルペーパーをよんで、最後にトイレにいくこともあった。
今回はこのあとの休憩の展開も考慮して、まずは並ぶことは覚悟してトイレにいく。足早にトイレに向かう、行列は10人程度。教室によって答案の回収に時間がかかっていたり、終了の時間がまちまちだということに気づく。僕の教室は一番西側でトイレからのフロア動線は遠いものの、早めにトイレに辿り着けた。
いつもどおりのまとめノートを繰り返しみて、知識を思い出して、アウトプットできるように準備する。並んでいる時もできることはある。
一端伸びをして、一呼吸して教室に戻る。
事例Ⅱは知識ではなく、与件との戦い。超直前期に改めて、直近の過去問の与件を繰り返し読んでいたこともあり、過去問の癖はかなり理解できていた。
どの資源をピックアップするかが勝敗を左右する。
事例Ⅱは戦略を変えよう。既に2事例目に入り、緊張感はほぐれてきた。
なぜだろう楽しい。ワクワクする。別にアスリートでもないが、結果を出さなければいけないアスリートが試合を楽しむとはこういった感覚なのかと思えて自分に酔う。
相変わらず試験が受けられることへの幸福感に満ち溢れていた。
たぶん今が最高の瞬間。今日一日の試合が終わると受験生ではなくなりただの人に戻る。今を全力で楽しもう。
教室は相変わらずのふぞろい祭りに、失笑をこらえる。変な安心感があった。相変わらず、色ペン率が低すぎる。
事例Ⅱ 題材を知っていればホームと感じられる
試験始めの合図。ホチキス外し与件文を半分に切り取り、段落番号を振る。そして、いつもの対応付け表を横線の引く音をザーッと会場に響かせながら作成。2分経過。
7段落と1つの段落の文章量は多め。この構成は例年の過去問と同様。
過去問で見たことがある人口構成比の表からたぶん子育て世代が頭をよぎり、図2はネイルを知らない人向けの写真をサンプルとして掲載したものと推測し、大きな意味はないと判断。そして、表には価格が記載されていて、オプションに色線を引いた。
業種は、ネイルサロンか。
実は「ジェルネイル」という言葉事態しっていました。
1度施術されると毎回ネイルサロンには定期的にいかなければいけないこと。
自宅でもネイルのケアをするなり、ケアのキットが通販で購入できること。
日々の経験から知りえていた情報。この事例は頂いたと思った瞬間。
9割が男でしかも40歳以上の受験者が多く、おっさんはネイルとは興味ないよね?っていう裏の意図から題材を選定していることは明らか。
ここは皆動揺して、解答に影響が出ているはず。これは絶対的に有利と背中を押された気分。女性に感謝です。
事例Ⅱの設問解釈は5分以内。
第1問はSWOT分析。3Cの次は、一番基本尾SWOTかとこれは文字数も各40字と少ないのでコンパクトにまとめる編集力の問題と想定。
第2問
ターゲットと資源のつながりから、ターゲットはそのままデザインを重視する既存顧客として、書くべきところは情報発信のどのようなと解釈。
これが30点。1番時間を掛けなければいけない高得点の問題と推測。
第3問
まずは2019年11月以降の事例のしばり。
協業。でました協業。出るんじゃないかと予想されたかのような、協業。
(設問1)
協業とする根拠を拾えばよい。協業とは一緒に同じことをやること。
〇〇と協力して。
T:ターゲット、資源、効果。
効果は新規顧客のトライアルと設問に書かれているので、むしろ理由となる根拠を多めに書けばいいと判断。
(設問2)
T:ターゲットは(設問1)で獲得した顧客で、その顧客をリピート。
価格プロモーション以外なので、いつもどおりの価格戦略は無し。
初来店時の接客。サービス、商品、接客と想定。
この問題も理由がメインできかれている。
10分経過。
与件を読みに入る。
カラーペンの応酬がはじまる。
暖色は強みと機会。寒色は弱みと脅威。
第1問のSWOT分析にふさわしい。
ターゲットは絶対に書くべき内容なので「緑色」で塗るとして切り分けをいつもどおいりに行う。約10分で1回目よみ。
20分経過。
ここからまだ60分もある。
問題数も4問だけ。時間的余裕が出来て、少し1問ごとに時間を掛けて解いてもいいといった時間的な余裕が出てきた。
対応付け表に、設問との対応を書いて、B社の資源をメモとしてまとめていく。
時間はまだまだある。
第1問尾SWOTは1つあたり書き直したり何度も考えてもそこまで差が開かない問題。1つ5点として割り切ってスピード重視で解答する。
40分経過。
第2問
ここが天王山だと配点から分かっていた。
対応づけた4と6段落の内容をまとめる。
解答を書きつつも何か不自然さに気づく。
設問に戻りどうしたら客単価をあげられるか。表にあるオプションしかないと判断して、表を使った解答を最後に加える。
気づくのが遅く、AとBなどと逃げるように書く。
第3問(設問1)
協業相手、ターゲットの2つを丁寧に書いただけでもかなりの点数が入ることを予測。ここは簡略にせずあえてまどろっこしい説明を入れて書く。字数も100字で効果は採点に入らないと想定。今年はこの聞かれ方でいじってきたかと出題者の意図が読めた。
図1の子供の層が目に留まる。ここが新規としてのメインとして、親と子両方が顧客になればよいのではないかとする。
第3問(設問2)
今年は問題数が少なくて助かった。5題あるといつも時間が足りないといった状況で、バランスが崩されてまともな解答が書けないことが多かった。
今年は4題のみ。第1問はSWOT分析で特殊ではあるが、その他の問題は標準的。
第2問と対応付ける段落が似通っていて、解答の切り分けに苦戦。とはいえ社長のやりたい方向性はよくわかる。
効果はこの問題もいらないじゃないかと仮説を出す。
解答に余裕をもって解いたことにより、最後5分間が見直しの時間が取れたら、
気づくと問題に集中していたこともあり、問題と解いた時間がメモで記されていなかったことに気づく。
最後の3題を1題づつじっくりと解くことで丁度よい時間となってしましった。
緊張感が薄れて余裕をもつことが出来るたかもしれないが果たしてそれが、吉とでるか凶とでるか。
最後5分は見直しの時間を残して、解答まで書き終える。
事例Ⅱは題材からある程度知っているような題材で、問題数も4題で、自分にとっては好条件がそろっていたので、多分大丈夫だろうといった楽観的な感想をもつことがでした。
この成果は直前の直前で直近2年間の過去問を短時間で1読して資源をピックアップする訓練をしたいたからでこそ。
想定通りにまわっているはず。
昼休憩
昼休憩は60分間。
2事例を振り返り、ここまでは五分五分の勝負。事例Ⅰはやらかしてしまったが、事例Ⅱはそれなりに出来てはいるし、もしこれでだめだったら実力が足りなかったと割り切れる。
ほとんどの人が昼には購入してきたコンビニ飯。
いつもどおりに軽食にすませて、昼休み後に血糖値の上がる状態で、生産性が低い時間帯をなんとか乗り越えたい。
自分はこの昼飯休憩後の時間帯に何度も睡魔に襲われて苦しんだ。特に1次試験の企業経営理論。この魔の時間帯をどう潜り抜けるかが重要なことは分かっていたはず。
食べすぎは注意で、サンドイッチのみ🥪食べて次の事例Ⅲに備える。
事例Ⅲのいつものまとめノートを見て、書くべきところの総復習。事例Ⅲは何故か一番コンスタントに得点が取れていた事例。たぶん大外しはなく大丈夫だろうという自信があった。
昼休みの1時間は他の事例との間隔とほとんど変わらない印象。あっという間に時間が過ぎ去り、事例Ⅲに取り掛かることになる。
事例Ⅲの流れは順調。昼休み後の思考停止が命取り
ここからが後半だ。製造業は確実で何かしらの問題点が書いてあり、その問題点を裏返せばよい。
試験始めの合図とともに、各事例のルーティーン。
ホチキス外し、与件文を分割、段落番号振り。
7段落を振り忘れていることに気づく。
消えないボールペンでメモをしていたので段落7段落以降のあたまの数字を汚してしまうことになる。こういった小さなミスの積み重ねが失点を招くことを知っていた。
対応付け表は14段落もあるので細かく作成する。
結局は対応付けで失敗すると点数は入らないので、対応付けが重要だと認識が強かった。
設問解釈。
白紙にメモをしながら全体像を見ていく。
第1問 戦略の問題。ここは例年と傾向は同じ。
第2問 効果とリスク。どこかで過去問で出てきた問題。今年この問題がくるか。
書き方に特化して準備を進めてきたわけではなく、ただ解いて多分今年は出ないと割り切りながら、準備を完璧までには仕上げてこれなかったこの問題が出てしまった。
不安が募っていく。
第3問(設問1)
社長の方針。新しい出題パターンだ。とはいえきかれていることは例年通りと割り切る。新工場計画。レイアウト、集約化、明確化と想起。
(設問2)
大ヒントの生産管理上、生産管理の問題が出た時のフレームワークは継続して解いてきたので、できるだろうという自信がもてた。生産計画、生産統制。全社的、サイクル短く、ロットサイズを小さく、複数工程。進捗、余力、現品。
第4問
この問題は戦略問題であり、第1問とセットで解答したほうが効率がよいと判断する。
高付加価値、強みの強化、弱みの補填。あとは資源活用とコラボ。
ここまでで8分経過。
次の2分間で全体を見渡す。
与件。図がなくその分与件の内容は文字数が多い。
20分経過。早めに来ているので問題はない。
次の対応付け表も活用して、再度全体を読み返す。
27分経過。
解答を書いていく。
第1問。企業概要から強みをコンパクトにまとめればよい。思った以上に文字数が多く、使えそうな場所が重複する。
企業概要だけの中で解答しようと決めていた僕にとっては、事後談ともなるが完全に要素を外した。気持ち悪さは解いている時も若干は感じたもののたぶん大丈夫だと過信があった。
第2問
苦手意識がありいつも解くことを敬遠していた問題がこの場で出てくるか。
リスクは書かれていないので知識から解答する。
第4問
第1問と設置で解答する問題。縛りがC社の戦略について述べよなので、何でも書けてしまう問題。
1の強みの強化。弱みの改善。そして、与件から協力者を発見して、文字数を埋めていき、最後は高付加価値。
営業部、検討チーム
工業会が漏れる。
第3問(設問1)
残時間を気にする。やはり集中力が高まることで解きが止まったかの様に感じる。
社長の方針が与件にかかれていた。四の五の言わずにこの社長の方針を書けばいいような気もするが、知識と与件前半の内容も踏まえて解答する。
やばいペンを間違えて解答用紙に色ペンで書いてしまったことに気づく。
消せるパンでよかった。紙質の性なのか完全には色ペン部分を消すことができなかった。たぶん大丈夫だろうと割り切る。
半分以上を書いて気になったのは社長の方針との順番の整合が取れいているかどうか。
ここまできて全部消して解答するのは至難の術とはなるので、消し直さずのそのままとした。
第3問(設問2)
残りの時間で140字の字数制約の中で解答を組み立てる。
生産管理上だから、生産計画と生産統制。
書くテンプレを予め用意していたので、解答には時間はかからなかった。
事例Ⅲは多分大丈夫であろうという自信がなぜかあった。
多少設問に答えていない問題があるものの、設問ごとの切り分けや、題意に誠実に答えるだけの訓練が今まで繰り返しされてきた。訓練の効果を発揮するのは今。
既に緊張感はなく、ただ残りの事例問題に集中するのみ。1番気にしていた、睡魔もさほど来ることなく、無事事例Ⅲも終了となった。
何故か負荷がかかっていない。もしかするとただ決められたことだけをしているだけで、頭が使われていない。思考停止?
いつもどうりであれば出来ていると思いつつも微妙な事例Ⅲだった。 昼休憩での血糖値が上がったことや、過去問では経験していない違和感を感じたことは事実。
マラソン選手
今日一日を完走する。
最後まで諦めずに走り抜ければ、結果はついてくると信じて。
自分は後半に力を発揮するタイプだ。
事例Ⅳ以降は、明日の後編に続きます。
2次筆記試験まであと14日。
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