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2次試験当日のイメトレ 令和1年度2次試験当日を振り返る(前編)

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おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「2次試験当日のイメトレ 令和1年度2次試験当日を振り返る(前編)」です。

 

 

季節の変化には対応する

台風が近づいてます。10月は毎年台風が接近して思うようにいかないことが多い。

そう、昨年の試験1週間前の土曜日も台風がきて外出は控えてくださいといった防風雨の1日でした。

本日はちょうど試験の2週間前の土日ということで、最後の予行演習として模試を解かれる人も多いと思います。

当日までまだ2週間ありますので、急に寒くなった気候の変化に対応できずに、薄着で風邪をひくなんてことが絶対にないように、常に義務化のマスクに加えて、冬服に衣替えをして、コート・セーター・フリースで暑いぐらいの状態を常に作って予防保全していきましょう。

 

試験日までの数日

ちょうど2週間前の週末ということで、ここで昨年の試験当日を振り返りたいと思います。何度か小刻みに試験当日の話をしてきてますが、昨年の試験単体にスポットを当ててはこなかったので、この直前期に振り返りをします。

今年の試験問題や会場が違うことから、展開は違うことになりますが、毎年味わうデジャブの感覚は同じようなはず。

僕は2次試験は1回受験でしたが、1次はかなり何度も受けたので、その感覚は同じような感じだと思います。

 

直前1週間は繰り返し同じ論点を勉強していましたが、正直根本的に実力がこれ以上伸びることがないことが分かりました。例えば3ヵ月間とかもっと時間があれば伸ばせるところがあるとは気づきつつも、残された1週間ではどれだけ鍛えても実力がこれ以上はあがらない。ここまで追い込んだ結果として自分の限界を思い知らされていました。

とはいえ、今の自分が絶対合格出来ないかといったらそうではなく、本番で大外しせ

ず80%以上の力が出すことができれば合格する可能性はあると、自信は実はありました。そして、この数週間無理せずコンディションを調整しながらある程度引きこもり、勉強を続けてきたことで体調面でも良い状態が維持出来ていました。

 

試験が終わればとりあえず勉強をやらなくて良くなるという寂しさと、同じことを繰り替えしてきたことへの飽きもありながらも、早く試験がこないかという気持ちで継続し続けました。

 

試験前の直前の2日間は最後の調整で、引きこもって最終調整を2日間もやり込む。頭の中の邪念を取り払いました。試験以外のことが頭の中に入らない様に浄化するのに2日間かかることも既に何度も証明済みでした。

 

前日は過去の1次試験の失敗体験から、いつもより少し早めに寝ようとしても寝れないパターンがあるので、直前ぎりぎりまでいつもと同じように繰り返し勉強をして、寝る時間も早めることはしませんでした。

 

試験会場までの道のり

当日の朝。いよいよ試験日と当日になってしまった。目覚まし無しで起き、予想していた起床時間より少し早めに目覚めました。これが試験日当日の朝の緊張感か。いつもと違ってどこか朝から脳が活性化して、アドレナリンが出ている興奮状態今日のパフォーマンスがその後の自分の人生を決める1日となる。

国家試験は基本的に1年に1度です。当日のコンディションが悪ければ、次は1年後。1年間棒に振るということ。1次試験を何度も合格できなかった僕の中でこの1日がどれだけ大事かは身に染みて分かっていました。

いつもは時間ぎりぎりののんびりとした性格ながらもさすがにこの日は早め早めの行動。着るものや持ち物、朝・昼の軽食や飲み物も前日にコンビニで調達して、試験日当日の買い物負荷を与えないように前倒してしてました。

 

試験会場は「東京理科大学 葛飾キャンパス」常磐線金町駅駅が最寄で、徒歩7~8分。事前に下見をしていたことで当日かかる時間や距離感を把握しており、時間がないとか焦ることもありません。

日曜日の朝ということもあり、会場までの電車は空いていて快適な状況。電車の中では事例Ⅰの最終確認に徹しました。

書くべき知識を繰り返し眺めては、きかれたことに対する解答を見直す。

今まで繰り返ししてきたことの最終確認。高鳴る気持ちを抑えるためにもいつもと同じことをすると少し落ち着いてきました。

会場が近づき西日暮里駅から千代田に乗り換えた辺りから、同じ試験に挑戦する人が同じように最終チェックをしながら会場に向かう光景をちらほら見かけるようになっていきます。

合格者は上位2割。実力もさることながら当日のパフォーマンスがよい2割が合格出来る。

金町駅からの道のりでは、受験生と思わしき人がみな同じように会場へ向かってます。

コンディションは、悪くない。ナチュラルハイが続く。

この場にようやく立てた。1次敗退を毎年繰り返していた僕にとっては、ようやく2次試験の会場に来れたいうことに幸せを感じて、否応無しにテンションは高く、喜びしかない状態でした。

 

大学の正門前。いたいた。定番の講師の最後の応援。

ここでまた、勇気づけられ、モチベーションが上がりました。

1次試験は硬さがありましたが、今日は硬くならないようにと意識できる余裕がある。

今日やり切れば合格。どんな問題が出題されるのか。

 

試験前のわずかな時間

校舎の中に入り、自分の教室と席を探す。会場に入ったのは9時より前。

試験前の説明が約20分ぐらい前から始まるので9時20分には最後の調整まで終えなければならない。

自分の席は後ろの方で、2人掛けの机の窓側の左側の端の席だった。いつもとは逆の左サイドで、書きづらい。いつも長机の右端の場所を確保してきたことで、筆箱や筆記用具、試験問題を置く場所が左右逆。体で覚えているもので、左右反対ということに少し動揺する。

このぐらい大したことはない。でも、予め両サイドを準備しておくべきだったと反省する。一番窓側の席でまだ救われたがこれが通路側だと反対に座っている人が気になるし、集中力は確実にそがれる。

 

先に最後のトイレを済ませて落ち着きを取り戻す。やっぱり本番は緊張しているのか?朝から続いているハイな状態がここまでずっと続いていた。

席に戻り、いつものルーティーンに入る。眠気覚ましのカフェインの錠剤を飲む。

 

9時過ぎまだ20分以上時間があるので、エアで設問解釈と解答構成のメモをしよう。試験を解く前にスタミナを使うかもしれないが、試験が始まる前に既に1回設問解釈をしておくと初見の問題にスムーズに入れるという思いもあり、当日初めて実行。デスクでの書き心地も試したかったこともあり、ガリガリと試験問題を想定した最後の調整をエアで紙に書いて行う。使っているのはいつもどおりのZEBRAのにじまない青い水性のペン。事例0。事例Ⅰの、前に事例を解くかのように、繰り返し覚えたことを書き写して忘れないようにする。

 

試験監督が入ってきて何やらと準備をされていると気になってしまうので、書くことに集中した。 予想通り左サイドはなれておらず、やりづらく、席も狭い。1日いつもより負荷のかかった状態で試験に臨まなければならないことを試験前に既に感じた。

 

トイレに出た時と最後の待ち時間や後ろの方ということもあり、教室全体を見ることができた。周りの受験生をみると、みなが綺麗なふぞろいを見ていた。書き込みもしていない綺麗なふぞろい。周りの人は多分僕以上に準備をしてきて、やり込んできた人は少数。始めて2次試験を受験することが多いように感じる。

中にはずば抜けた天才や試験慣れたストレート受験生もいるがそれは1割未満。上位2割の内1割以上は残っているはず。受験生の年齢層も僕と同じが上の歳の人が多い。データでは30代の合格率が高く自分もまだ30代。年齢的にもアドバンテージがある。良い条件を複数考えていた。

 

あれっ色ペンみんな使ってないじゃん。いつもの予備校の模試では8割以上が複数の色ペンを使っていたが、見渡す限りシャーペンとわずかな赤ペンぐらい。初学者が多い教室なのかあまりに違和感に多少動揺する。

 

試験官の試験前説明が始められる。もうこんな時間か。書くことに集中して時間がたつことを忘れていた。いつもより時間が短い?

筆記用具以外をしまい、最後に黒のミンティアを食べて、試験が始まるまで待つ。

 

事例Ⅰ 時間配分に失敗?相変わらずもやもや

試験はじめの合図と共にまずはホチキスを外して、問題を半分に切り取る。1分経過。

設問は5問でいつも通り。業種は製造業メーカー。段落番号を振る。11段落まで。

設問5第と11段落の対応付け表を線を引いて作成。この線をフリーハンドで引いているは自分だけか。音をたてて線をひく。1次試験と同じ紙か。この紙は書きづらい。

 

よし、ここからが設問解釈。

第1問。戦略。最大の理由。これは今年も来たか。始めに結論のパターン。どの戦略のパターンか設問からあぶりだす。

 

第2問。たぶん戦略。企業風土?

高コスト体質と古い営業体質が良くない。なぜ?組織っぽいが第2問なので戦略だと決めつける。

 

第3問。戦略。HP。試験乾燥サービス。市場開拓。自社製品やサービスの宣伝効果など。第1問とこの第3問をどうやって切り分けて書くかを検討しないといけない。

ここまで見てくると1から3まですべて助言問題じゃないか?傾向が違う。

 

第4問。ここからは組織だ。サ・チ・ノ・ヒ。自由裁量の余地、組織活性化。

ここは取りどころのはず。

 

第5問。組織。見送る?なんだこの展開。また最大の理由。組織再編すると逆機能。機能別組織と事業部制組織のメリット・デメリットを書きこむ。知識から解答で行く。

 

17分経過。

ここまでの前工程を長くとる戦略ではありながらも、大丈夫かという不安が残る。

 

与件を読み始める。いつものように強み暖色、弱みと外部環境変化は寒色、課題は黄色、それ以外のキーワードは灰色で塗りつぶすと、多種多様な色遣いで与件を丁寧に読み解いていく。

もしかして与件文の量が長い?

気づいた時にはすでに遅かった。33分経過。

2回目読みと、問題と段落の対応づけ。

第1問は前半の複数と、その後にできた「コアテクノロジーを明確に位置付けたこと」の逆接、第2段落は高コスト体制のキーワードなどから複数段落を対応づけ。

第3問は時制から後半の複数段落に対応づけ。

第4問はコストカット、5問は機能別組織。

ターニングポイントの45分経過。残り35分。時間がない、ギリギリだ。でもまだいける。

第5問から解答。やはりこの紙は書きづらい。あれだけ練習してきた大きく字を書くということが出来ているのだろうか。既に時間が無い状態に追い込まれているので、ここは書き切ることに集中しよう。10分かかり55分。

 

次に第4問。5分で書き上げて60分。

残り20分で3問。まずい。いよいよ焦りが訪れてくる。

 

第1・2・3のどれから解答すべきか。対応付けた段落が少ない第3問から解答。与件を半分使って、半分は知識で書く。5分で解答。65分。残り15分。

 

第1問。自社のコアテクノロジーから解答。後半に詰まる。まずい。

第2問、与件を抜いて前半を埋める。後半は知識を入れたい。戦略の問題だと思い、戦略の知識フレーズを入れて解答。75分。残り5分。

 

残るは第1問の後半のみ。この問題に本当に使うべき知識は何か。複数の知識が頭の中を駆け巡る。設問解釈に戻る。よし時間もないし、全て入れよう。

80分終了。

 

思ったより時間が無い。これが本試験の緊張か。明らかに緊張していたことにあとから気づいた。45分が経過した時、焦りを感じてペースが崩れた。いつもと違う環境でいつもと違う紙。いつも違う問題を解いて、ある程度いつも通りの解答。

苦手意識が最も高かった、事例Ⅰが終わってしまった。

出来たこともあるが、確実にミスを犯していることに気づく。

とはいえ、まだ1事例終わっただけ、残り3事例。

終わったことは一端忘れて、次の事例Ⅱの最終準備に取り掛かる。

 

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ガチガチに緊張

ここまではしてないです。

むしろ、ナチュラルハイ。

事例Ⅱ以降は、明日に続きます。

 

2次筆記試験まであと15日。

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