おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和2年度 事例Ⅳ 口述試験対策 今不合格者でも口述対策を共にやれ!」です。
まずは口述試験対策の過去記事からです。
「ここからも本番!合格した場合の口述試験対策のスケジュール」
「世代交代。残り僅かの余韻に浸りながら、口述試験を振り返る。」
「令和2年度 事例Ⅰ 口述試験対策 次の戦の準備」
「令和2年度 事例Ⅱ 口述試験対策 聖地は口述会場」
「令和2年度 事例Ⅲ 口述試験対策 サンクコストと迷える子羊」
受験生の全ての方に対して
ブログ記事のターゲットを合格者と不合格者の両方としているため、前半と後半がブレブレの内容で失礼しております。
既に2次筆記試験の合否発表から1週間が経過します。
まずは合格者の方へ
この1週間は何をして過ごし、何を考え、どんな気持ちで、何が変わり、自分をほめたたえたり、現実感のない毎日を過ごしていますか。
いよいよ口述試験が迫って参りました。
次に不合格者の方へ
この1週間は何をして過ごし、何を考え、どんな気持ちで、何が変わり、自分の頑張りの足りなさに反省したり、藁をもすがる気持ちで何かに頼ろうとして、自暴自棄になり、どん底の気持ちで、今後についてじっくりと考えられてきましたか。
自分ができたこととできなかったことの両方を振り返る。
フィードバックのために頂いた再現答案を僕は改めて考察しています。
口述試験対策というお題で4事例目になりました。
与件を見てキーワードを拾っていくまとめとなってたりもしてます。
改めて与件を読んでいて感じることは、各段落の校正、段落を組み替えた場合にはまた違った与件の見え方がしてきます。
与件を熟読と組み替えて読んでみたり、事例ⅠとⅢもSWOT分析してみたり自作で出来ることはあります。
また、口述試験対策として知識のブラッシュアップはいかがでしょうか。
このブログでは教材の様に知識のまとめや解説、口述試験対策ですぐ使える問答集は結局作成いたしませんでした。
この作問は受験生の方がそれぞれ、自分がきかれたら嫌な質問を考えて、予め準備することに意味があると思います。
そして、1番いいたいことは、不合格者の方も、実はこの口述試験対策は意外と勉強になるということ。
2次筆記試験が口述対策をしても関係ないのでやる意味がないと思い込んでいる方はやらなくてもいいですが、知識の整理や実際に話すということは新たな気づきになると思います。
そろそろ失墜の底から起き上がり、12月20日(日)の受験同期の合格者が受験する、口述試験の対策と模擬体験をしませんか。
ここでやめてしまったらもったいないです。
コミュニティでは、口述試験の裏番組で第1回の勉強会スタートします。
12月20日(日)AM9:00~
口述試験を受ける権利を得られなかった方々の為に模擬口述試験も行います。
場所は、くしくも口述試験会場となる立教大学がある池袋西口です。
今不合格者でも口述対策を共にやれ!
令和2年度事例Ⅳの口述試験対策として与件をみる
引き続き各事例を1日1事例づつ振り返ります。今回が最後の事例Ⅳです。
与件文から今年の口述試験で想定されるワードを含めた重要な部分を与件文を通じてみて行きます。
想定問題を目をしていればある程度は対応できます。
ピントが多少づれても大丈夫なのが本番の口述試験です。
与件文を音読、もしくはPCで入力などして頭に体に言葉が出るように仕上げる。
与件文から口述試験で出題されそうな知識をピックアップ。
今年不合格の方でこのブログを読まれている方は未来を見ている方達だと思いますので、是非知識のブラッシュアップという意味合いで口述試験対策をしてみてください。
第1段落
①D 社は、「約40 年前」に個人事業として創業され、「現在」は「資本金3,000 万円」、従業員数「106 名」の企業である。連結対象となる子会社はない。
→連結会計の知識。親会社、子会社。
第2段落
②同社の主な事業は<戸建住宅事業>であり、注文住宅の企画、設計、販売を手掛けている。顧客志向を徹底しており、他社の一般的な条件よりも、多頻度、長期間にわたっ
て引き渡し後のアフターケアを提供している。さらに、販売した物件において引き渡
し後に問題が生じた際、迅速に駆け付けたいという経営者の思いから、商圏を<本社の
ある県>とその<周辺の3 県>に限定している。このような経営方針を持つ同社は、顧客を大切にする、地域に根差した企業として評判が高く、これまでに約2,000 棟の販売実績がある。一方、丁寧な顧客対応のための費用負担が重いことも事実であり、顧客対
応の適正水準について模索を続けている。
→戸建事業について。
強み。多頻度、長期間にわたって引き渡し後のアフターケアを提供、迅速に駆け付けたい、顧客を大切にする、地域に根差した企業として評判が高く、これまでに約2,000 棟の販売実績がある。丁寧な顧客対応
課題。費用負担が重いことも事実であり、顧客対応の適正水準について模索を続けている
第3段落
③地元に恩義を感じる経営者は、「住」だけではなく「食」の面からも地域を支えたいと考え、「約6年前」から<飲食事業>を営んでいる。地元の食材を扱うことを基本として、<懐石料理店2店舗>と、<魚介を中心に提供する和食店1店舗>を運営している。さらに、「今後1 年」の間に、<2 店舗目の和食店>を新規開店させる計画をしている。このほか、<ステーキ店1 店舗>と、<ファミリー向けのレストラン1 店舗>を運営している。これら2店舗については、いずれも当期の営業利益がマイナスである。特に、<ステーキ店>については、前期から2期連続で営業利益がマイナスとなったことから、業態転換や即時閉店も含めて対応策を検討している。
→地元支えたいという社長の思いから、地元の飲食事業を行っている。
現状、<懐石料理店2店舗><魚介を中心に提供する和食店1店舗>の3店舗。
2期連続で営業利益がマイナスな<ステーキ店1 店舗>と、当期の営業利益がマイナスな<ファミリー向けのレストラン1 店舗>の2店舗も経営。
合計5店舗。
そして、今後1 年の間、<2 店舗目の和食店>新規開店
すると7店舗になる。
営業利益がマイナスな要因。
業態転換や即時閉店をした方が良いかどうかの解答。
第4段落
④<戸建住宅事業>および<飲食事業>については、それぞれ<担当取締役>がおり、取締役の業績は各事業セグメントの「当期」 ROI( 投下資本営業利益率)によって評価されている。なお、ROI の算定に用いる各事業セグメントの投下資本として、各セグメントに帰属する期末資産の金額を用いている。
→「当期」 ROI( 投下資本営業利益率)
公式:営業利益÷投下資本×100=投下資本営業利益率
投下資本は期末資本の金額を用いている。
ROIは出そうですね。
第5段落
⑤以上の<戸建住宅事業>および<飲食事業>のほか、将来の飲食店出店のために購入した土地のうち現時点では具体的な出店計画のない土地を駐車場として賃貸している。また、同社が<販売した戸建住宅の購入者>を対象にした<リフォーム事業>も手掛けている。<リフォーム事業>については、高齢化の進行とともに、バリアフリー化を主とするリフォームの依頼が増えている。同社は、これを事業の拡大を図る機会ととらえ、これまで構築してきた顧客との優良な関係を背景に、リフォーム事業の拡充を検討している。
→将来の飲食店出店のために購入した土地のうち現時点では具体的な出店計画のない土地を駐車場として賃貸
過去問でも出題されていた無駄な遊休資産・土地を効率化、収益化できていない視点。
過去問では本社社屋用、今回は出店計画のない土地。
機会の段落。リフォームの依頼が増えている。
これまで構築してきた顧客との優良な関係を背景に、リフォーム事業の拡充
各論点は公式や知識を復習。
第2問(設問1)CVP分析、変動費、固定費、変動費率、損益分岐点売上高、損益分岐点比率、安全余裕率、それぞれの公式と関係
第2問(設問2)設備投資の経済性計算、正味現在価値、広告宣伝の効果、営業キャッシュ・フロー、設備投資、減価償却費、改装工事、将来キャッシュ・フロー
第3問 買収・M&Aのメリットとデメリット、負ののれん、のれん、特別損失、減損処理、DCF法
第4問 セグメント別利益、ROI、業績評価の方法
以上、口述試験対策として、知識を答えられるレベルで整理してみてくださいね。
みんな大好き事例Ⅳの財務・会計。口頭で話すだけであれば、数値があっている合っていないは関係ない。公式や周辺知識を交えて、それなりに応える。
最後に自論で思いのたけをぶつけてもいいはず。
本日のまとめ
最後に本日のまとめとなります。
今回は「令和2年度 事例Ⅳ 口述試験対策 今不合格者でも口述対策を共にやれ!」でした。
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実はこの口述試験対策は意外と勉強になる。
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知識の整理や実際に話すということは新たな気づきになります。
- 今不合格者でも口述対策を共にやれ!
- 作問は受験生の方がそれぞれ、自分がきかれたら嫌な質問を考えて、予め準備することに意味がある
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みんな大好き事例Ⅳの財務・会計。口頭で話すだけであれば、数値があっている合っていないは関係ない。公式や周辺知識を交えて、それなりに応える。
最後に自論で思いのたけをぶつけてもいいはず。
※令和3年度(2021年度)絶対合格のコミュニティのメンバーを募集しております。
本日現在:6名の方が参加。20名ぐらい集まれば刺激になってよいと思ってます。
現在6名/20名 残り枠14名
【参加条件】
①令和3年度(2021年度)の中小企業診断士に絶対に合格したいという強い思いがあること。
②当ブログに勉強の状況を情報公開を行うことに承諾頂けること。
参加者の方と相談の上、匿名・ニックネームで投稿させて頂きます。
参加後の課題です。
お問い合わせ頂き、参加を決めて頂いてから検討ください。
①令和2年度の再現答案の提出。
②不合格体験記の提出。
入会金、無料。
詳細については参加頂く方々とご相談の上、随時共有致します。
今後もブログと連動して公開していきますので、受験から逃げる事はできませんし、ガラス張りのアドバイスと支援をしていきます。
まずは何故不合格になってしまったかの分析。
みなが学習してきたことや試験当日のプロセスを発表しあい、何が出来ていいたのか、何が出来ていなかったのかを自己・他己評価しあう。
「不合格体験記のフォーマット」
1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット
4. 2次筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
5. 2次筆記不合格までの学習法
6. 学習時・試験当日のエピソード
7. 来年の合格を目指す自分への叱咤激励
口述試験の裏で第1回の勉強会スタートします。
日時:12月20日(日)AM9:00~
Twitterではフォロワー、お便りもお待ちしてます。
受験生、診断士、一般の方、どなたでもウェルカムです。
よろしくお願いいたします。
学業の神様には、感謝感謝感謝。