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2次試験対策 事例Ⅱ H20年度 最初に解いた事例は温泉旅館だった

 おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

本日は「2次試験対策 事例Ⅱ 最初に解いた事例は温泉旅館だった 」です。

 

 

事例Ⅱのわな

2次試験の事例Ⅱはマーケティング・流通の事例です。

特徴は事例Ⅰと違い、助言問題が多く出題されてイデア解答になってしまう可能性が高い事例です。

私は初めて事例Ⅱの問題を解いた時から馴染易い内容で、解答がスラスラ出やすいと感じました。始めは事例Ⅱだけは得意なイメージを持ちました。

ただ、奥が深い!

何でも書けるということは、何でもかけちゃうので大きく解答を外すリスクが高い事例となります。

よって、作問者である静岡県立大学の岩崎邦彦教授(仮定)が期待されている模範解答にあわせて解答を軌道修正する必要があります

 

岩崎邦彦教授については、過去記事を参照ください。 

 

 

平成20年にタイムスリップ

今回はなんと12年前の平成20年にもタイムスリップして古い過去問を掘り起こします。

余談ですが、平成20年のは、8月に北京オリンピック、9月リーマン・ブラザーズの経営破綻、麻生太郎内閣発足とございました。

北京オリンピックで女子ソフトボール代表の上野由岐子投手の熱球で金メダルを獲得した興奮辞め止まない中、翌月世界規模の金融危機サブプライムローン問題といわゆるリーマンショックで大きく経済に激震が走りました。その翌10月に中小企業診断士2次試験が行われてました。世の中の動きって毎年何かあるものです。

流行語は「グ〜!」(エド・はるみ)と「アラフォー」

アラフォーの世代は今やアラフィフ。

 

旅館好き?

過去に2回旅館の問題が出題されております。

平成30年度の「X 市市街地中心部にある老舗日本旅館」と12年前平成20年度の「S県H温泉にある大正10(1921)年創業の老舗の温泉旅館」の2回です。

通常は過去5年間の直近の事例問題から解いていくのがセオリーです。

とはいえ直近の問題になればなるほど難易度が高い問題となります。資格試験の問題は落とすための試験なので、通常毎年アップデートされて難易度が上がります。

一方10年以上も前となると今の試験とは傾向もだいぶ違います。

とっつきやすい題材として、自分が初めて解いてなじみやすかった事例Ⅱの問題、「S県H温泉の事例」を振り返ります。

静岡県箱根温泉?平成30年度の同じ旅館の問題と比較してみても興味深いです。

 

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設問や与件の違い

平成30年度の事例Ⅱの問題は、設問数が4第。

第1問150字・第2問100字・第3問100字・第4問100字の合計450字となります。

与件文は2,621字。

 

平成20年度の事例Ⅱの問題は、設問数が5第で合計6問。

第1問が30字以内で2つ・第2問が30字以内で2つ・第3問が50字以内で2つ・第4問(設問1)が50字・(設問2)が50字・第5問が100字以内で2つの合計520字となります。

与件文は2,246字。

 

明らかに10年以上前の問題と最近の問題では出題の傾向が変化してます

平成20年度当時は割と短い文で2つ書けと、違った視点から端的に指摘する問題が多いのが特徴です。設問数も多くこの年は合計520字と埋めるマスが多くあります。

しかしながら、与件情報は2,246字と平成30年の2,621字と比較すると約400字も与件の情報が少ないです。少ない情報から問題に応じて情報を振り分けて、理論や知識を元に助言・提案する問題が当時は主流でした。

 一方、平成30年度は大問が4題と少ないですが、1問あたり100字から150字と最近の事例問題のお決まりの字数のパターンとなってます。

 

では、設問文をみていきましょう。

分析とは比較すること。

平成20年度の設問文そのまま

第1問(配点10点)

 B社が長年にわたって顧客に支持された理由は何か。30字以内で2つ答えよ。

 

第2問(配点20点)
 B社の予約客の数が減少した理由は何か。30 字以内で2つ答えよ。


第3問(配点20点)
 B社の4代目経営者の拡大構想には、マーケティング戦略上、どのような問題があるのか。50字以内で2つ答えよ。

 

第4問(配点20点)
 B社の現在の設備と経営システムを大きく変えずに、顧客を増やすプロモーション戦略はどのようなものか。次の設問に答えよ。

(設問1)

 既存顧客に向けてのプロモーション戦略について50字以内で答えよ。

 

(設問2)

 B社の良き伝統を維持しつつ、新規顧客を取り込むためのプロモーション戦略について50字以内で答えよ。


第5問(配点20点)

 H温泉組合は集客力を高めるために、地元の資源を活用できるような、協業をベースとした新規事業を考えている。どのような新規事業が考えられるか。それぞれ100字以内で2つ答えよ。 

 

つづいて、平成30年度の設問

第1 問(配点25 点)
 B 社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社)分析の観点から150 字以内で述べよ。


第2 問(配点25 点)
 B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームページや旅行サイトにB 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応がいまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100字以内で述べよ。

 

第3 問(配点25 点)
 B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。B 社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100 字以内で述べよ。

 

第4 問(配点25 点)
 B 社は、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出したいと考えて
いる。B 社はどのような施策を行うべきか、100 字以内で述べよ。

 

分析

平成20年度の設問の字数をみると、第1問が35字・第2問が30字・第3問が52字・第4問が137字・第5問が84字で合計が338字です。

平成30年度の設問の字数は、第1問が43字・第2問が157字・第3問が109字・第4問が66字で合計が375字とそこまで大きな差はないです。

昔は設問の数が多いが字数が短い問題が多かったが、最近は設問数を減らして1問で100字ぐらいで解答させる問題が主流となってます。

  

以下、平成20年度の設問解釈をしていきます。

 

平成20年度の設問

第1問(配点10点)

 B社が長年にわたって顧客に支持された理由は何か。30字以内で2つ答えよ。

SWOT分析でいう強みを書け。2つ抜く。

 

第2問(配点20点)
 B社の予約客>の数が減少した理由は何か。30 字以内で2つ答えよ。

SWOT分析でいうW弱みとT脅威をまとめて書く。


第3問(配点20点)
 B社の<4代目経営者>の拡大構想には、マーケティング戦略、どのような問題があるのか。50字以内で2つ答えよ。

マーケティング戦略。4P。product製品、price価格、place場所、promotion販売促進。問題点を2つあげる。

 

第4問(配点20点)
 B社の現在の設備と経営システムを大きく変えずに、顧客を増やすプロモーション戦略はどのようなものか。次の設問に答えよ。

(設問1)

 <既存顧客>に向けてのプロモーション戦略について50字以内で答えよ。

 →既存顧客であって、新規顧客じゃない。プロモーション戦略、販売促進戦略。

 

(設問2)

 B社の良き伝統を維持しつつ<新規顧客>を取り込むためのプロモーション戦略について50字以内で答えよ。

新規顧客であって、既存顧客じゃない。プロモーション戦略、販売促進戦略。

 

既存顧客が設問1で、新規顧客が設問2。


第5問(配点20点)

 <H温泉組合>は集客力を高めるために、地元の資源を活用できるような、協業をベースとした新規事業を考えている。どのような新規事業が考えられるか。それぞれ100字以内で2つ答えよ。 

 →地元と協業。コラボレーション企画。新規事業を2つも書かないといけない。まさにアイデア解答になる可能性大の問題。

診断士っぽい施策の提案問題。

 

平成20年度(2008年度)の解答解説が掲載されている書籍

過去問

診断協会のホームページからダウンロード

中小企業診断士試験問題

AASのホームページからダウンロード

試験問題だけではなく、解答用紙と出題の趣旨までまとまってます。

2次試験過去問ダウンロード│AAS中小企業診断士 2次試験対策専門校

ふぞろい

ふぞろいな合格答案10年データブック

結構最強です。平成28年~平成19年の10年間分の事例問題の再現答案とベスト解答、採点基準が記載されているので直近の過去問をやりつくしてしまった方も活用して、平成19年以降の過去問を勉強することができます。

 

本日のまとめ 

  • 事例Ⅱは何でも書けちゃうので大きく解答を外すリスクが高い事例。
  • 期待されている模範解答にあわせて解答を軌道修正する必要がある。
  •  
  • 何でも書けるということは、何でもかけちゃうので大きく解答を外すリスクが高い事例
  • 過去と現在の事例問題の出題の傾向は変化している。
  • 昔は設問の数が多く字数が短い問題が多かったが、最近は設問数を減らして1問で100字ぐらいで解答させる問題が主流となった。

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