令和4年度中小企業診断士２次試験最終章～2年目受験生の再現答案分析事例Ⅱ

おはようございます。

中小企業診断士育成プロデューサーのシンです。

皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「令和4年度中小企業診断士２次試験最終章～2年目受験生の再現答案分析事例Ⅱ」です。

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２年目受験生の令和４年度事例Ⅱ
２年目受験生の令和４年度２次試験事例Ⅱへの講評
今後のイベント

まずは直近の令和４年度再現答案関連の過去記事から。

「中小企業診断士２次試験の再現答案と採点基準」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点速報事例Ⅰ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点速報事例Ⅱ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点速報事例Ⅲ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点速報事例Ⅳ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点速報会の結果報告」

「〆切間近！再現答案無料採点サービスと今後の展望」

「なぜ再現答案採点サービスは無料なのか？？」

「令和４年度再現答案採点サービスの返却前イベントと返却について」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点事例Ⅰ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点事例Ⅱ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点事例Ⅲ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案採点事例Ⅳ」

「令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案分析会～返却直前に向けて」

「令和4年度中小企業診断士２次試験最終章～2年目受験生の再現答案分析事例Ⅰ」

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今回も、引き続き2年目受験生の再現答案の採点結果を公開していきます。

２年目受験生の令和４年度事例Ⅱ

2年目受験にとっては、事例Ⅱは昨年度令和3年度試験で不合格になってしまた事例でもなり、その対策については、本番を想定してきた事例でした。

そして、2年目受験生として過去問から、本試験の攻略法も一通り知り得て、事例Ⅱにおいて注意すべき事項は体得できていたはずだと思います。

前置きはこのぐらいにして、実際の解答を見ていきます。

令和４年度中小企業診断士２次試験事例Ⅱ

第1問（配点30点）150字

B社の現状について、3C(Customer：顧客、Competitor：競合、Company：自社)分析の観点から150字以内で述べよ。

解答

顧客は、県内や隣接県のホテル、旅館、飲食店などがあるが、感染症の影響で取引は激減している。直営の食肉小売店への来訪客への販売が上昇している。競合は、大手食肉卸売業者やネット販売を行う多くの販売業者である。自社は、良い食肉の仕入れができて商品のクオリティーが高くさまざまな食肉の消費機会への対応が可能である。

→18点

顧客、競合、自社の強み・弱みの内、弱みが漏れています。

第２問（配点20点）100字

B社は、X県から｢地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい｣という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。

解答

最高級品質のクオリティの高い食肉を商品コンセプトとし、X県の野菜、果物、畜産などの農業、漁業を行う事業者と協業し、野菜と食肉、魚をセットにした加工食品を最終消費者向けに小売店での販売を見据え、開発する。

→9点

与件文の困却からやや離れている印象を受けました。

第３問（配点20点）100字

アフターコロナを見据えて、B社は直営の食肉小売店の販売力強化を図りたいと考えている。どのような施策をとればよいか、顧客ターゲットと品揃えの観点から100字以内で助言せよ。

解答

料理を楽しむ客や作り立ての商品を求める客を対象として食肉のクオリティの高さを訴求し、顧客ニーズに合わせて、食肉、食肉加工品、カット肉などの商品ラインナップを提供し顧客満足度向上、リピーター増加に繋げる。

→16点

ニーズはよい、取引依存からの脱却は良いです。顧客ニーズや、商品、効果が入っています。

第４問（配点30点）150字

B社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。
中小企業診断士に相談したところ、B社社長は日本政策金融公庫『消費者動向調査』(令和4年1月)を示された。これによると、家庭での食に関する家事で最も簡便化したい工程は｢献立の考案｣(29.4%.)、｢調理｣(19.8%)、｢後片付け｣(18.2%)、｢食材の購入｣(10.7%)。｢容器等のごみの処分｣(8.5%)、｢盛り付け･配膳｣(3.3%)、｢特にない｣(10.3%)とのことであった。B社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するためにB社はどのような提案を行うべきか、150字以内で助言せよ。

解答

食肉の献立やそのレシピを掲載し、販売する事業者と協業し、B社の食肉や食肉加工品を販売してもらう。その際に、最高級品質のクオリティの高い食肉や商品ラインナップを宣伝すること、顧客との双方向コミュニケーションによりニーズを把握できるサイトの構築を提案し、顧客関係性の強化、愛顧に繋げる。

→16点

レシピ、商品、ニーズ、効果など、そこそこの解答です。

合計点59点 B+