おはようございます。
中小企業診断士育成プロデューサーのシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和4年度中小企業診断士２次試験 最終章～2年目受験生の再現答案分析 事例Ⅲ」です。
※壱市コンサルティングのホームページ、事業再構築補助金のLPは下記
まずは直近の令和４年度再現答案関連の過去記事から。
「中小企業診断士２次試験の再現答案と採点基準」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点速報事例Ⅰ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点速報事例Ⅱ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点速報事例Ⅲ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点速報事例Ⅳ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点速報会の結果報告」
「〆切間近！再現答案無料採点サービスと今後の展望」
「なぜ再現答案採点サービスは無料なのか？？」
「令和４年度再現答案採点サービスの返却前イベントと返却について」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点 事例Ⅰ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点 事例Ⅱ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点 事例Ⅲ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案採点 事例Ⅳ」
「令和４年度中小企業診断士２次試験 再現答案分析会～返却直前に向けて」
「令和4年度中小企業診断士２次試験 最終章～2年目受験生の再現答案分析 事例Ⅰ」
「令和4年度中小企業診断士２次試験 最終章～2年目受験生の再現答案分析 事例Ⅱ」
今回も、引き続き2年目受験生の再現答案の採点結果を公開していきます。
２年目受験生の令和４年度事例Ⅲ
2年目受験の昨年度の得点開示請求の結果は、事例ⅠA65点、事例ⅡC42点、事例ⅢA64点、事例ⅣC47点でした。
昨年の結果からすると、事例Ⅰと事例Ⅲは、得意な事例であり、事例Ⅱと事例Ⅳの対策を強化するべきだという判定でした。しかしながら、１年後の試験において、そう簡単に毎年A評価が取れるような、安定した対応ができているかがこの事例Ⅲの結果次第では、判定されることだと思います。
令和４年度中小企業診断士２次試験 事例Ⅲ
第1問（配点20点）80字
2020年以降今日までの外部経営環境変化の中で、C社の販売面、生産面の課題を80字以内で述べよ。
解答
販売面ではコロナ渦の中、海外に生産委託をする雑貨等の価格高騰を踏まえたコスト削減、生産面では若手従業員への技術承継、取引先からの発注の小ロット化への対応である。
→12点
多面性があり、切り分けも良いです。
第２問（配点20点）120字
C社の主力製品であるプレス加工製品の新規受注では、新規引合いから量産製品初回納品まで長期化することがある。しかし、プレス加工製品では短納期生産が一般化している。C社が新規受注の短納期化を図るための課題とその対応策を120字以内で述べよ。
解答
課題は、①設計業務の効率化による設計期間の短縮化、②製造工程における生産進捗の効率化である。対応策は全工程間での生産計画を立案し、①設計の進捗管理、余力管理、②加工機ごとの担当をやめ全工程で生産統制、ボトルネック解消しリードタイム短縮を行う。
→8点
やや読みにくく、生産管理の話が混在しています。
第３問（配点20点）120字
C社の販売先である業務用食器、什器卸売企業からの発注ロットサイズが減少している。また、検討しているホームセンターＸ社の新規取引でも、1回の発注ロットサイズはさらに小ロットになる。このような顧客企業の発注方法の変化に対応すべきC社の生産面の対応策を120字以内で述べよ。
解答
取引先の発注ロットサイズに合わせたC社の加工ロットサイズを見直し、発注ロットに合わせた全工程での生産計画を立案する。生産能力の過不足に応じて、従業員間での応援などによる余力管理を通じた生産統制を行い、製品の短納期化を進める。
→14点
そこそこの解答です。
第４問（配点20点）120字
C社社長は、ホームセンターX社との新規取引を契機として、生産業務の情報の交換と共有についてデジタル化を進め、生産業務のスピードアップを図りたいと考えている。C社で優先すべきデジタル化の内容と、そのための社内活動はどのように進めるべきか、120字以内で答えよ。
解答
X社の商品企画や発注データ等の情報をC社内で共有化できるようDBの構築を行う。構築にあたって、各作業工程の標準化、マニュアル化を行い、生産進捗情報を併せてDBに反映させる。DBを従業員が活用できるように、OJTによる研修を行う。
→10点
標準化とOJTは良いですが、対応策の結論が研修だけの解答になっています。多面的に解答したいです。
第5問（配点20点）100字
C社社長が積極的に取り組みたいと考えているホームセンターX社との新規取引に応えることは、C社の今後の戦略にどのような可能性を持つのか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
解答
これまでの市場とは異なるアウトドア商品の市場に参入し、金型製作技術において蓄積したノウハウをいかし、シナジーの創出や、商品の高付加価値化、コスト低減によるX社の負担軽減に繋げ、取引の拡大等に繋げる。
→8点
キーワードは入っていますが、やや物足りない印象です。
合計点52点 B-
２年目受験生の令和４年度２次試験事例Ⅲへの講評
前述の通り令和3年度は、事例Ⅰと事例Ⅲは得意なA評価の事例でした。
このA評価が毎年取れないのが、多年度化した受験生達の悩みどころです。
昨年度の比較すると、どこかさっぱりとしていて、全体的に、他の受験生と相対評価をすると、物足りなさを感じた解答に収まっていました。
上手くいったことに慣れてしまうと、挑戦すること、勝負に出ることを辞めてしまい、攻めた解答ができにくくなることが大いにあります。
安全策ででたとしても、合格レベルという評価のされない試験においては、令和4年度の事例Ⅲについては、ちょっとしょっぱい評価に陥ってしまう、予感がします。
そして、次はラストの事例Ⅳの結果と、全体の評価です。
今後のイベント
・再現答案採点サービス 〆切
・令和４年度中小企業診断士２次試験分析会：速報会
・令和４年度中小企業診断士試験合格予定者のための最速実務セミナー
・令和４年度中小企業診断士２次試験再現答案分析会～返却直前
大好評の中終了しました！
再現答案の返却は、クリスマス前までに行います。
そして、2022年12月聖夜！何かが起きます！
【令和4年度中小企業診断士２次試験合否確定速報会（オンライン）】
2023年1月12日（木）20：00～
オンラインで実施します！
※SLC講座の受講生と再現答案を提出した方限定のイベントです。
受かったのは誰だ！再現答案採点との整合を速報ベースで共有します！
【令和5年度中小企業診断士２次試験対策セミナー（オンライン）】
2023年1月15日（日）10：00～
2023年1月18日（水）19：00～
2023年1月21日（土）10：00～、19：00～
新たな合格から実務までのつながるワンストップサービスを考案！
【令和4年度中小企業診断士試験合格者のための最速実務セミナー】
2023年1月28日（土）14：00～実施予定
合格発表後も若干の内容を変えて実務セミナーやります。
そして、セミナー開催後に、
「最速令和４年度中小企業診断士筆記試験合格者祝賀会」を開催します。
合格して楽しみたい方、独学で交流が無かった方、予備校問わず歓迎！
令和5年度中小企業診断士試験合格を目指す受験生も参加可！
※ 詳細は改めて情報開示します。
令和４年度中小企業診断士２次筆記試験合格発表まで残り２２日
書籍
「中小企業診断士2次試験完全合格への道！～令和３年度中小企業診断士2次試験編～」
中小企業診断士しんちゃんねる
２次試験直前期投稿
【令和４年度中小企業診断士２次試験、事例Ⅳヤマ当て！】直前期特別企画！ネタバレ覚悟！ - YouTube
【令和４年度中小企業診断士２次試験、事例Ⅲヤマ当て！】直前期特別企画！ネタバレ覚悟！ - YouTube
【令和４年度中小企業診断士２次試験、事例Ⅱヤマ当て！】直前期特別企画！ネタバレ覚悟！ - YouTube
【令和４年度中小企業診断士２次試験、事例Ⅰヤマ当て！】直前期特別企画！ネタバレ覚悟！ - YouTube
【祝！書籍出版】中小企業診断士２次試験完全合格への道！〜令和3年度中小企業診断士2次試験編〜 - YouTube
高評価＆チャンネル登録お願いします！！
※壱市コンサルティングのホームページは下記
いいね！とクリックよろしくお願いいたします。
