
おはようございます。中小企業診断士の山口晋です。
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「【直前期】捨て論点の決め方|過去8回分析でわかった「深追いしてはいけない」論点」です。
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【直前期】捨て論点の決め方|過去8回分析でわかった「深追いしてはいけない」論点
残り時間が限られる直前期は、「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」が重要です。すべてを完璧にする時間はなく、深追いすべきでない論点を見極めることが得点効率を左右します。
本記事では、「捨てる」の正しい定義、捨てて良い論点の3条件、判断の具体例、科目別の深追い禁止論点、逆に捨ててはいけない頻出コア、捨て判断の手順、よくある質問までを、過去8回分析にもとづいて整理します。
記事末尾で、1次突破後すぐに使える2次対策の新刊(発売中)もご案内します。
「捨てる」の正しい定義
直前期の「捨てる」は、完全放棄ではありません。「時間をかけて深追いしない」「本番で出たら潔く飛ばす」という時間配分上の判断です。頻出論点の学習時間を確保するために、出題可能性が低く難解な論点への深入りをやめる、という意味で捉えます。
この区別は重要です。「捨てる=一切やらない」と誤解すると、頻出論点の周辺まで落としてしまい、かえって失点します。正しくは、深追いしない論点でも用語レベルは眺めておき、本番で出たら消去法で対応する、という濃淡のある付き合い方をします。
捨てて良い論点の3条件
次の3つが重なる論点は、直前期に深追いしないと判断してよい論点です。1つだけ当てはまる程度なら、捨てずに残します。
▼ この3つが重なる論点は深追いしない
- 出題頻度が低い(過去8回で1〜2回程度しか出ていない)
- 理解・習得に時間がかかる(難解・計算が重く、1論点に何時間もかかる)
- 配点が小さい(1問程度で、他論点への波及も小さい)
判断の具体例
捨ててはいけない例:経済学の「独占・市場構造」。習得にやや時間はかかるが、8回連続出題で配点も大きい。頻度が高いため、時間をかけてでも固める。
判断軸は「頻度×配点」対「習得コスト」です。頻度と配点が高ければ、多少コストが高くても投資する価値があります。
注意(捨てすぎは足切りリスク)
捨て論点を増やしすぎると、苦手科目で40点を割る危険があります。捨てるのは「頻出でない難論点」に限り、各科目の頻出コアは必ず押さえます。捨てるのは論点単位であって、科目単位ではありません。「この科目まるごと捨てる」は足切り不合格に直結します。
科目別「深追い禁止」論点(過去8回分析)
過去8回の出題分析から、直前期に深追いしなくてよい論点の例を科目別にまとめました。あくまで「時間があれば」の後回し対象で、用語だけは眺めておきます。
| 科目 | 深追いしない論点の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 経済学 | 経済成長理論の細かい計算、費用便益分析 | 頻度が低く計算が重い |
| 財務・会計 | 複雑なデリバティブ評価、難解なオプション計算 | 出題稀・計算コスト大 |
| 企業経営理論 | 前例のない新傾向の横文字理論 | 用語だけ押さえ深追いしない |
| 運営管理 | TOCの詳細計算、工程能力指数Cp/Cpkの難問 | 頻度が低い計算論点 |
| 経営法務 | 倒産法の細部、国際私法の難問 | 出題数が少ない(倒産法は8回で3問) |
| 経営情報システム | 細かいネットワーク計算、マイナーな規格の暗記 | 費用対効果が低い |
| 中小・政策 | 白書の細かい数値の丸暗記 | 毎年変わる。傾向とキーワードで対応 |
逆に捨ててはいけない頻出コア
次の論点は各科目の得点源であり、捨ててはいけません。ここを固めることが420点への最短ルートです。深追い禁止論点で浮いた時間は、このコアの反復に回します。
| 科目 | 捨ててはいけないコア(8回連続〜高頻度) |
|---|---|
| 経済学 | 統計図表・GDP・乗数・為替/マンデルフレミング・独占 |
| 財務・会計 | ポートフォリオ/CAPM・NPV/IRR・原価計算/CVP・経営分析 |
| 企業経営理論 | イノベーション理論・組織構造・動機づけ・消費者行動・価格戦略 |
| 運営管理 | ライン編成・TPM・在庫/EOQ・VMD・物流・GS1 |
| 経営法務 | 会社法(機関設計・組織再編)・知財(特許・商標・著作権・不競法) |
| 経営情報システム | データベース・ネットワーク・情報セキュリティ・システム開発 |
| 中小・政策 | 基本法・共済・信用保証・補助金・事業承継(政策編) |
捨て判断の手順
| ステップ | やること |
|---|---|
| ①頻度を確認 | 各科目の直前総点検記事で、論点ごとの出題回数を確認する |
| ②コストを見積る | その論点の習得に何時間かかるかをざっくり見積る |
| ③判断 | 頻度低×コスト大×配点小がそろえば深追いしない(用語だけ) |
| ④時間を再配分 | 浮いた時間を頻出コアの反復と苦手科目の底上げに回す |
よくある質問(Q&A)
Q1.捨てた論点が本番で出たらどうしますか。
A1.消去法で対応します。深追いしない論点でも用語レベルは眺めておくので、明らかに誤りの選択肢を外して2択まで絞れることが多いです。1問落としても合格点には届きます。
Q2.科目ごと捨てるのはありですか。
A2.基本はなしです。科目ごと捨てると足切り(40点未満)に直結します。捨てるのは論点単位にとどめ、どの科目も最低40点は確保してください。
Q3.捨てる論点はどうやって見つけますか。
A3.各科目の直前総点検記事のランク表で、出題回数の少ない論点(RANK Cなど)を確認します。頻度が低く難解な論点が、深追いしない候補です。
Q4.苦手科目の頻出論点も難しくて捨てたいです。
A4.頻出論点は捨てず、難易度の高い設問の中でも「基本レベル」だけを取りにいきます。頻出論点は基本問題も必ず含まれるため、そこを拾えば足切りは回避できます。
本記事のまとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 捨てる=深追いしない | 完全放棄ではなく時間配分の判断。用語は眺め、出たら消去法 |
| 3条件で判断 | 頻度低×習得コスト大×配点小がそろう論点を深追いしない |
| 科目ごと捨てない | 捨てるのは論点単位。科目ごと捨ては足切り不合格に直結 |
| コアは死守 | 8回連続の頻出論点は時間をかけてでも固める |
| 時間を再配分 | 浮いた時間を頻出コアの反復と苦手の底上げに回す |
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