
おはようございます。中小企業診断士の山口晋です。
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「【令和8年度】1次試験の科目別 時間配分と解答順序|60分科目と90分科目で戦い方を変える」です。
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【令和8年度】1次試験の科目別 時間配分と解答順序|60分科目と90分科目で戦い方を変える
1次試験は知識だけでなく、時間内に得点へ変換する「解答の運用力」が問われます。同じ実力でも、時間配分と解答順序を誤ると、本来取れる問題を落としてしまいます。とくに問題数の多い科目では、1問あたり2分前後しか使えません。
本記事では、全科目の持ち時間、時間配分の具体例、解答順序の3原則、科目別のコツ、マークミス対策、本番前の準備、よくある質問までを整理します。直前期に一度、自分の解答フローを固めておきましょう。
記事末尾で、1次突破後すぐに使える2次対策の新刊(発売中)もご案内します。
60分科目と90分科目で戦い方を変える
1次試験は科目ごとに試験時間と問題数が異なり、1問あたりに使える時間も変わります。まずは全科目の「持ち時間」を数字で把握しましょう。時間感覚を事前に体に入れておくと、本番で焦らず配分できます。
| 科目 | 時間 | 目安の問題数 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 経済学・経済政策 | 60分 | 約22問 | 約2.7分 |
| 財務・会計 | 60分 | 約25問 | 約2.4分 |
| 企業経営理論 | 90分 | 約37問 | 約2.4分 |
| 運営管理 | 90分 | 約44問 | 約2.0分 |
| 経営法務 | 60分 | 約25問 | 約2.4分 |
| 経営情報システム | 60分 | 約25問 | 約2.4分 |
| 中小企業経営・政策 | 90分 | 約42問 | 約2.1分 |
注目すべきは、90分科目でも1問あたり2分前後しかない点です。時間が長い=余裕がある、ではありません。とくに運営管理は44問と問題数が多く、1問2分ペースを崩すと最後まで到達できません。「全問をていねいに」ではなく「取れる問題を確実に、迷う問題は保留」という運用が前提になります。
時間配分の具体例(財務・会計 60分の場合)
② 45分:知識問題と標準的な計算を先に処理。難計算は印を付けて飛ばす。
③ 8分:飛ばした難計算に戻り、解けるものを回収。
④ 最後の4分:マーク漏れ・マークずれの最終確認。
この配分なら、難計算に序盤で時間を溶かして後半総崩れ、という最悪パターンを避けられます。
解答順序の3原則
▼ 迷ったら守る原則
- 取れる問題から解く。難問・長文問題・重い計算は飛ばして最後に回す
- 1周目で「即答」「保留」「捨て」の3つに仕分けし、2周目で保留を詰める
- マークシートは設問番号のずれに厳重注意。飛ばした問題の空欄マークを管理する
「取れる問題から」は当たり前に聞こえますが、本番では第1問から順に解こうとして、序盤の難問で時間を溶かす人が少なくありません。問題は難易度順に並んでいないため、順番どおりに解く必要はありません。
科目別の時間配分のコツ
| 科目 | 配分のコツ |
|---|---|
| 財務・会計 | 計算に時間を取られる。難計算は後回しにし、知識問題と標準計算を先に確保 |
| 経済学 | グラフ・計算はその場で図を描く。正誤組合せは消去法で時間短縮 |
| 企業経営理論 | 長文・新傾向は後回し。頻出論点の即答で時間を貯める |
| 運営管理 | 問題数が多い。計算(PERT・編成効率等)に時間を確保し、店舗の知識は即答 |
| 経営法務 | 知識問題中心。即答できる問題を落とさず、難問に時間をかけない |
| 経営情報システム | 用語問題は即答。分からない用語問題は消去法で二択まで絞る |
| 中小・政策 | 政策は即答、経営(白書)は消去法。全問マークを最優先 |
マークミス・時間切れ対策
全問マークが大前提です。難問で悩んで時間切れになり、最後の数問が白紙という失点は、実力と無関係に起こる「もったいない不合格」の典型です。
▼ 事故を防ぐ具体策
- 試験終了5分前には必ず、全問マーク済みかとマークずれがないかを確認する
- 飛ばした問題は問題用紙に大きく印を付け、戻り忘れを防ぐ
- 分からない問題も空欄にせず必ずマークする(無記入は0点、マークすれば正答の可能性が残る)
- 「2つに絞れたら、以降は同じ選択肢に統一」など、迷ったときのマイルールを決めておく
注意(見直しで答えを変えるか)
見直しで直感の答えを変えて外す、というのはよくある失点です。明確な根拠(読み間違い・計算ミスの発見)がある場合だけ変更し、「なんとなく不安だから」で変えないのが原則です。
本番前にやっておくこと
| 準備 | 内容 |
|---|---|
| 時間感覚の体得 | 過去問を本番と同じ制限時間で解き、1問2分前後のペースを体に入れる |
| 解答フローの固定 | 即答/保留/捨ての仕分け→2周目という流れを毎回同じにする |
| 捨て判断の練習 | 「この問題は捨てる」を即断する練習。悩む時間そのものを削る |
よくある質問(Q&A)
Q1.問題は最初から順番に解くべきですか。
A1.順番どおりに解く必要はありません。問題は難易度順に並んでいないため、序盤の難問で時間を溶かすリスクがあります。ざっと全体を見て、取れる問題から解くのが安全です。
Q2.分からない問題はどうすればよいですか。
A2.まず消去法で選択肢を2つまで絞り、それでも分からなければ印を付けて飛ばします。最後まで分からなくても必ずマークしてください。無記入は確実に0点です。
Q3.見直しの時間はどれくらい取るべきですか。
A3.最低でも終了5分前にはマーク確認の時間を確保します。答えの変更は明確な根拠があるときだけにし、不安だけで変えないのが原則です。
Q4.時間内に全問解けそうにありません。
A4.全問を完璧に解く前提を捨てましょう。取れる問題を確実に取り、難問は捨てても合格点(60点)には届きます。満点ではなく60点を狙う配分に切り替えてください。
本記事のまとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 時間は余らない | 90分科目でも1問2分前後。「取れる問題を確実に」が前提 |
| 順番に解かない | 難易度順ではない。取れる問題から、難問は最後に回す |
| 3つに仕分け | 1周目で即答/保留/捨て。2周目で保留を詰める |
| 全問マーク厳守 | 無記入は0点。終了5分前にマーク確認、飛ばしは印で管理 |
| 答えは根拠で変える | 見直しで不安だけで変えない。読み間違い・計算ミスの発見時のみ |
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