【令和６年度中小企業診断士２次試験】再現答案採点事例Ⅱのキーワード

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おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「【令和６年度中小企業診断士２次試験】再現答案採点事例Ⅱのキーワード」です。

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【令和６年度中小企業診断士２次試験】再現答案採点事例Ⅱのキーワード
今後のイベント

今回も令和6年度中小企業診断士2次試験についてです。

【令和６年度中小企業診断士２次試験】再現答案採点事例Ⅱのキーワード

今回からは各事例の再現答案の状況をキーワードベースで共有していきます。

詳細については、採点や解答解説ともにお送りするので、メモレベルになります。

第１問（配点20点）
Ｂ社の現状について、SWOT分析をせよ。各要素について①～④の解答欄にそれぞれ40字以内で説明せよ。
①S強み

3代目のファッション業界での経験とセンス・食器提案力

オリジナルの陶磁器、自社店舗、カフェスペース

オンライン動画の人気

②W弱み

商品に新鮮味がなく類似デザインが多い、価格競争で勝てず販路が細い、価格競争力弱い、窯元の規模縮小、陶磁器事業者の零細、窯元ら生産体制の縮小・商品力不足

ネット活用不足、ECサイト活用不十分

販路が縮小

③O機会

X市が陶磁器の産地、陶磁器祭りが開催

クリエイター志望者の窯元への参入

オンライン動画視聴者、旅先での味わいを自宅で再現したい動画の視聴者

コロナ渦で家庭に関心を向ける若者や外国人

郷土料理を自宅で再現したいニーズ

④T脅威

安価な外国製品陶磁器の台頭、買い替え需要の拡大が見込めがない

高齢化と人口減少で陶磁器の需要が減少傾向

窯元や卸売業者の減少、X焼に関する社会全体への情報発信の減少

コロナ渦によるホテルとの取引縮小

→与件のコピペの切り分け、弱みと脅威の切り分けで多少差異が生じる。

内部環境がSとW、外部環境がOとT

自社のことをOとTで入れることは本来はNGではあるが、この試験ではそこまで忠実に採点していないことが例年通り。

第２問（配点25点）
X市は、ふるさと納税の返礼品としてX焼を活用したいと考えている。現在でも市の返礼品の中にX焼はあるが、全国の返礼品の中で埋もれている状態にある。
3代目は、X市から｢返礼品の中でもっと目立ち、市とX焼のファンを増やすような返礼品の企画を考えてほしい｣と依頼を受けた。ブランド価値構造のうち、消費者にもたらす感覚価値と観念価値を意識して、返礼品の企画を100字以内で提案せよ。

〇強みの活用

ファッション業界の経験を活かし

〇施策

地元食材に合う高級感でスタイリッシュなデザインのオリジナル食器を窯元に提案して作成し返礼品サイトで扱う。

地元デザイナーズホテルのオリジナル食器を返礼品

X市の食材や郷土料理とオリジナル食器のセットを提供

〇理由付け・感覚価値と観念価値

旅行雑誌に取り上げられた良いイメージを活用し、X市旅行の思い出や郷土料理の味わいを想起させる

旅先の味わいを再現するとともに問屋が減少するX焼を応援する価値を訴求

家庭料理でも美味しそうに見える感覚価値と家庭でも郷土料理が簡単に味わえる観念価値を提供

〇効果

ファンを増やす、ブランド価値を高める

差別化を図る、X焼の知名度向上、地域活性化

→感覚価値と観念価値を入れている解答はかなり少なく、吐出する可能性有り。

第３問（配点25点）
Ｘ焼には窯元それぞれの魅力があるため、3代目は、消費者がいろいろな窯元の陶磁器を手にとれる機会を作りたいと思っている。しかし、陶磁器祭りで接客をしていると、｢あれもこれも欲しいが、家にはもうたくさんの食器がある。収納スペースがないし、今あるものも捨てられない｣と購入をためらう食器愛好家の声をよみ耳にする。
3代目は、自社や窯元の事業機会拡大を図る一方、こうした食器愛好家のニーズを充足する新規事業を手がけたいと考えている。どのような事業内容にすべきか、100字以内で提案せよ。

〇ターゲット

様々な食器を試したい食器愛好家

〇施策

X焼のサブスクリプションサービス、レンタルサービス、中古品の買取

消費者間で食器の貸し借りができるシェアリングサービス

収納スペースを確保

〇強み

3代目のセンスで品揃え

〇効果

売上拡大、愛顧向上、固定客化、食器愛好家の悩み解消、食器愛好家のニーズに対応

→何と2年連続のサブスク系の問題。これは令和5年度の第2問と同じ解答が多数あり。

第４問（配点30点）
ECサイトの新規顧客は増えたが、3代目は顧客の顔を直接見ながら販売できない寂しさも感じ始めた。3代目は、今後は、Ｘ市の地元で開く店舗とECサイトの両方を利用する顧客を増やしていきたいと考えるようになった。B社にはどのような施策が必要か、150字以内で具体的に提案せよ。