令和4年度中小企業診断士１次試験合格発表の統計データ分析

おはようございます。

壱市コンサルティング、ＳＬＣ中小企業診断士合格ゼミ・個別指導のシンです。

皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「令和4年度中小企業診断士１次試験合格発表の統計データ分析」です。

令和４年度１次試験の結果
科目ごとの難易度
令和４年度の２次試験を予測
直前期のお題
令和３年度の過去問の無料採点サービス
２次試験直前期の勉強会と個別指導

まずは令和4年度中小企業診断士1次試験を保険受験している２年目の過去記事から。

「令和4年度中小企業診断士１次試験経済学・経済政策～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験企業経営理論（戦略・組織）～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験の結果が残念だった方へ～大丈夫！来年こそ合格できればいい！」

「令和4年度中小企業診断士１次試験企業経営理論（労働関連法規とマーケティング）～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験運営管理（生産管理）～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験運営管理（店舗販売管理）～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験経営法務～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験経営情報システム～保険受験分析」

「令和4年度中小企業診断士１次試験中小企業経営・中小企業政策（白書部分）～保険受験分析」

www.shindanshi-shinblog.com

２日遅れとなりますが、令和４年度１次試験の結果と、令和４年度の２次試験を占います。

令和４年度１次試験の結果

中小企業診断協会のHPに

令和４年度中小企業診断士第１次試験の結果について

合格発表と統計データが掲載されました。

合格された方は既に自己採点ではわかっていたと思いますが、おめでとうございます！

僕自身は１次試験の方が苦労したという記憶があり、１次試験の合格はかなりテンションがあがりました。

その高揚感と勢いで、限られた時間で死ぬほど２次試験の対策をして、令和４年度の合格者となってください。

と、統計データは、特に不合格になってしまった方からすると有益な情報になります。

令和４年度の合格率は２８．９４％と令和４年間で最も低い合格率となりました。
今思い返せば平成の時代はだいたい２０％前後の合格率で、令和に入ってからは、３０％以上と１次試験は合格バブル期に入っていることが分かります。

その要因はいくつかありますが、極端に難しい爆弾科目がなくなったことと、出題予測がしやすく、きちんと対策をすれば合格に辿り着けるようになったと考えられます。

ただし、令和４年度は、過去３年間と比較すると難易度が確実に上がったからこそ、合格率が下がったということは各科目を分析した結果として感じています。

問題の難易度は上がっているが、対応できる受験生が多く、合格率はあまり下がらない。

また、受験申込者は毎年増加傾向で、令和４年度は残念ながら微増ですが、それでも増加しているということは、中小企業診断士という資格が徐々に世の中における認知度が拡大しているからということで、それはとても嬉しく思います。

裾野尾へ中小企業診断士の資格の存在が広がってくると、その価値が高まってくると思います。

24,778名が申し込みをして、実際に欠席科目が無く受験したのは、17,345と、金を振り込んでも７割は受験の達成すらしておらず、この受験を終えることだけでも達成感があるのかもしれないです。

科目ごとの難易度

各科目の難易度を令和３年度と令和４年度を比較して見ていくと、

１日目

経済学・経済政策：21.05％→10.54％難化

財務・会計：22.40％→13.33％難化

企業経営理論：34.75％→17.26％難化

運営管理：18.49％→16.10％難化

２日目

経営法務：12.84％→26.86％易化

経営情報システム：10.64％→18.51％易化

中小企業経営・中小企業政策：7.08％→10.90％易化

令和３年度は１日目が易し目で、２日目が難しく、令和４年度は１日目が難しくて、２日目が易しくなりと前年とは逆の傾向になっています。

実はこのサイクルは毎年調整されており、難しい、易しいを繰り返しており、科目合格制度を利用すると今年の逆になるので、今年易し目の２日目科目を合格して、来年１日目科目のリベンジをする人にとっては、有利に運ぶことが分かります。

そう、複数年度に渡って受験していくと、合格しやすくなっているのが１次試験であり、このルールに乗っていけることは有利な試験展開に運ぶことができると思います。

意外にも合格率が10％代なのは、経済学と中小なので、この２科目がボトルネックとなっている人が多く、暗記が重要な科目なので、きちんと対策をすれば合格できる人が多いことも分かります。

努力すれば報われますよね！

令和４年度の２次試験を予測

そして、１次試験の合格者が令和３年度5,839人で、令和４年度は5,019人と約86％に減少しましたが、令和２年度は5,005人令和元年度は4,444人とそれでも多い水準であると言えます。

１次試験の合格者は年々増えて、２次試験の受験者数も増える。

令和４年度の２次試験の受験者数を過去の水準から予測すると、

結構幅はありますが、9,500人～10,000人となります。

ついに１万人超えなるか！半分は昨年の不合格組で今年の合格組が半分。
そして、肝心の合格率は約18％は変わらず、合格者数は1,700人～1,800人と予測できます。

昨年令和３年度の筆記試験の合格者は1,605人なので約1.1倍と人数は1割増加します。

残り期間も2カ月を切り受験対策が出来る期間も限られてきました。

その前に、２次試験の申込、振り込みを早急に実施しましょう！
結構な確率で申込を忘れて受験できなかった人がいます。

この枠の中に入れるかどうか、上位18％の解答を目指すといった話はまた次回以降になります。

直前期のお題

２次試験日まで直前対策として、お題・チェックテストを行っています。毎日取り組むことで結果として、必要な知識や考え方、ノウハウを学べるような問題を出していこうと思います。

9月7日お題
BtoBの事業から、BtoCの事業への事業領域の拡大を図る際の課題と解決策について100字以内で答えよ。

この毎日のお題は、２次試験の直前まで実施します。

解答やコメントについては、下記フォームよりお問い合わせください。

令和4年度中小企業診断士試験2次試験直前対策講座お問い合わせ

令和３年度の過去問の無料採点サービス

令和３年度中小企業診断士２次試験の再現答案のエッセンスを使用した、「令和３年度中小企業診断士２次試験の過去問の無料採点サービス」を実施しています。

試験合格のためには、まず最新の傾向を踏まえている直近の過去問を極めることが、最も重要であり、直近の過去問ですら極められていない状態では、今年の試験合格が危ういと思います。

せっかく頂いた再現答案のデータを活用して、直前期の受験生のために還元しようと思います。

お問い合わせ頂い方には解答の入力フォームをお送りします。

令和３年度の過去問を解かれた解答をお送りください。

もちろん、昨年試験を受けられた方は、再現答案でも構いません。

お問い合わせについては下記フォームからとなります。

「令和3年度中小企業診断士試験2次試験答案の無料採点サービス」お問い合わせフォーム

今年も令和４年度の２次試験後には、再現答案採点サービスを実施します。

返却は答案が集まった12月末になります。

２次試験直前期の勉強会と個別指導

いよいよ２次試験の直前期は、絶対合格のための厳しいカリキュラムになります。

【今後の日程（10月は詳細未定）】

8月13日（土）：令和3年度の4事例振り返り

8月20日（土）：令和3年度の4事例振り返り2回目、答案の再作成の確認

8月27日（土）：実力チェック➀

9月3日（土）：平成29、28、27年度事例Ⅰ

9月10日（土）：平成29、28、27年度事例Ⅲ

9月17日（土）：平成29、28年事例Ⅱ
9月18日（日）：令和3～元年度事例Ⅰ 最終解答
9月23日（祝）：令和3～元年度事例Ⅱ 最終解答
9月24日（土）：令和3～元年度事例Ⅲ 最終解答
10月1日（土）過去問
10月8日（土）実力チェック
10月9日（日）過去問
10月15日（土）最終調整
10月22日（土）最終調整

加えて事例Ⅳの直前対策

令和４年度中小企業診断士２次試験まで残り５２日