令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅲ～初学者絞り込んだ知識で合格ライン？

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おはようございます。

中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。

皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅲ～初学者絞り込んだ知識で合格ライン？」です。

初学者の２次試験対策の事例Ⅲ
初学者の再現答案とフィードバック
告知再現答案フィードバック、交流会

まずは、前回までの令和３年度中小企業２次試験の各事例の記事から。

「令和３年度中小企業診断士２次試験再現答案分析会開催報告①」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅰより分析を開始」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅱの分析と採点で驚愕の事実！」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅲの分析で勝負の分かれ目を感じる」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅳ 結局は本番で出来たかどうかのみ」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅰ～驚愕の初学者解答は果たして！」

「令和３年度中小企業診断士２次試験事例Ⅱ～初学者は、過去問対策が不十分だとこんなもん」

www.shindanshi-shinblog.com

Youtubeチャンネルでは令和３年度の事例ⅠとⅡとⅢの要点を解説

【再現答案分析会事例Ⅰ】令和3年度再現答案分析会勉強会 - YouTube

【再現答案分析会事例Ⅱ】令和3年度再現答案分析会勉強会 - YouTube

【再現答案分析会事例Ⅲ】令和3年度再現答案分析会勉強会 - YouTube

本試験問題

中小企業診断士試験問題

初学者の２次試験対策の事例Ⅲ

週次の直接指導、勉強の進捗確認、毎日のお題とマンツーマン指導を１年間実施していきた初学者。

事例Ⅰ：４８．５時間、事例Ⅱ：２６時間、事例Ⅲ：２３．５時間、事例Ⅳ：３６．５時間、合計は１３４．５時間

どう考えても事前対策不足で臨んだ、２３．５時間しか対策をしていない事例Ⅲ。

事例Ⅱに続けて明らかに時間だけみると対策不足です。

事例Ⅲも過去問学習においては全然できていると状況とは程遠い状況でした。

何といっても時間が無かったし、直前期にあまり勉強していなかった。

過去問を解いた結果については、過去記事をご確認ください。

初学者の再現答案とフィードバック

連続して初学者の再現答案を公開します。

再現答案を頂いた方や世に出回っている全ての情報を結集して、相対評価の総力戦で採点をしています。

文句なしの一発勝負！

第１問

革製バッグ業界におけるC社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ40 字以内で述べよ。

初学者の再現答案

S強み：完成品までの一貫受託生産ができる。製品デザイン部門を新設し自社ブランド製品がある。

W弱み：新製品の企画・開発の経験が少ない。製造全体の技術成熟が進んでいない。

→S強み：熟練工の強みもれで、７点

W弱み：字数が少ない。技術成熟は読みづらいが加点し、６点

合計１３店でそこそこ。

第２問

バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な
⒜課題2つを20字以内で挙げ、それぞれの⒝対応策を80字以内で助言せよ。

初学者の再現答案

（a）課題：在庫保有量や生産計画の頻度の適正化。

（b）対応策：受注量に応じたロットサイズでの生産計画を行い、在庫保有量を減らす。生産計画の作成頻度を多くする。資材欠品状況を踏まえた生産計画を立てて現品管理を強化する。

→課題は、適正化と課題として上手くまとめられている。４点

対応策は、生産計画のロットサイズと作成頻度のポイントを抑えて、現品管理の要素を加えて解答。多面性がある。８点

（a）課題：製造工程全体の技術成熟度の強化。

（b）対応策：製造工程全体について、標準化・マニュアル化を行い、熟練技術への依存から脱却する。熟練職人の退職を見据え、若手職人に技術の伝承を行い人材育成を強化する。

→課題：課題としてまとめられている。４点

対応策：標準化、熟練職人の技術の伝承と的を得た解答。７点

切り分けが難しい第２問には上手く対応出来たことがプラスになっている。

第２問合計２３点

第３問

C社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するた
めの製品企画面と生産面の課題を120字以内で述べよ。

初学者の再現答案

新製品の企画・開発経験が少ないため、オンライン販売情報などの活用による企画・提案力の強化が課題。製品在庫保有量の適正化や、製造工程のうちの縫製工程における負荷の低減、製造全体の技術成熟度の向上、製品の出来栄えのばらつきが生産面としての課題。

→課題として書くことがポイントで問題点や対応策として連呼は問われていることに答えていない解答になる。

製品企画面では、顧客ニーズの視点、生産面では、需要予測の精度向上の視点がもれている。

全体校正で２要素づつ、バランスよくいれることと、多面性の観点からあまり得点は伸びないと予測。半分未満の９点。

第４問

C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どの
ように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。

初学者の再現答案

熟練職人の手作りで高級感をだすべき。C社の商品は手作り感のある高級仕様が注目されており、当該技術の強化に力を入れ、営業力強化、付加価値の向上に繋げるべきである。熟練職人の退職に備え、若手職人にも当該技術を伝承し、O-JTなどの研修を通して人材育成に力を入れるべきである。

→高付加価値路線にいくこと、強みの強化、営業力の補填など、第１問の強みと弱みを活用した解答が大定番。

しかしながら、自社サイト、インターネット、雑誌などの与件文に書かれていたヒントを活用した、プラスαの施策がないので高得点にはならず。

ただし、高級感を選択すると書きやすいこともあり点数が入りやすく１８点。

第１問１３点、第２問２３点、第３問９点、第４問１８点

合計点は６３点　A-の評価

え？もしこれが、実際の評価であれば、コスパ高い！

やはり、過去問学習と秘伝の書、直前期の知識の絞り込みで考え過ぎず素直に回答したことで、読みやすくシンプルな解答になった。論点のヅレはなく、期待できる解答。

と、期待値も込めた採点となっているが、まだまだ返却されない各予備校の再現答案のフィードバック、そして、１月１４日（金）の合否確定日ないしは、１月１７日（月）以降の協会からのABCDの評価が全てです。

いよいよ、最後は近日公開予定の初学者の事例Ⅳの答案で総合点が出てしまいます。

カウントダウン　１カ月を切りました