おはようございます。
中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「第8回 勉強会 事例Ⅳ CVP特集」です。
まずは第8回勉強会記事から。
「第8回 勉強会アジェンダ 今が損益分岐点分析・合格分岐点分析」
第8回勉強会
今回は第8回勉強会の実施報告です。
4月11日(日)AM・PMと勉強会を実施しました。
9:00 会場準備
9:15 開始 今日の一日のスケジュール確認
まずは事例ⅣのCVPの問題だけを80分+αで解いてもらうことの趣旨を説明しました。
過去問や基礎的な問題集は、既に各自で繰り返し解いていることを前提としています。
まずやるべきことは、基礎的な問題集と市販の問題集です。
過去問と市販の問題集では下記教材を使用されている方が多いと思います。
「事例Ⅳ(財務・会計)の全知識&全ノウハウ」
過去問を分野別に扱った書籍です。
「2018年改訂版30日完成 事例Ⅳ合格点突破 計算問題集」
基礎的な問題から解くことができる問題集です。
過去問については各教材ごとに解答が若干違っていたり、解法が違うので様々な解法をみておいてもよいと思います。
「TAC出版第2次試験過去問題集2021年度」
解き方については、1度解いてから、解答の答え合わせをして一通りやって、ある程度の間隔を空けて、繰り返し解き直していると思います。
解く際のポイントとしては、解く時間の予測と実際にかかった時間を記録することで、制限時間内で解く意識づけができます。あまり考え込んで分からなければその問題を飛ばして次の問題にいってしまってもよいです。
そして、過去問をやり尽して、市販の問題集が完璧になったあとには、初見の問題対策として、予備校の模試・演習問題を実際に取組んで新作問題への対応力を強化していきます。
この対応はどれだけやればいいといった目安はないですが、自分は出来ると自信がつくまで繰り返しやることが重要だと思います。
月刊企業診断の巻末に掲載されている事例問題は、各予備校の演習問題や模試の問題などが掲載されており、安く事例問題が入手できる手段としてコスパが良いです。
2時間耐久のCVP
9:40 事例ⅣCVPの特選問題を解く 80分
11:00 振り返り 議論
という予定でしたが、ある程度予測はついておりましたが、取り組む問題量が多すぎました。
結局は皆全然解き終わらず120分、2時間耐久のCVP地獄となりました。
多分最初の1時間ぐらいは集中力が持ち、それなりのパフォーマンスを維持できるのですが、2時間となると後半は頭の回らなくなり、てんわわんやで100%の状態では問題を解くことは出来なかったと思います。
この敢えてつらい状態での負荷をかけた訓練、いわゆる高地トレーニングにその価値があるのだと思います。
事例Ⅳの苦手意識を克服したい、という皆共通して思っている課題に、立ち向かうにはチームとして一斉に負荷をかけて解き、その後で皆の傾向を分析して何故出来ないかについて深掘りしていくことが有効だと思います。
全ての問題でミスの原因を文書化、マニュアル化して、解いたその日だけ納得すればよいのではなく、後で振り返った時に、思い出して、また事例Ⅳの問題を解く時にチェックリストなどを使用して解いていけば同じミスを犯さない、予防策となります。
加えて、メモの取り方は重要で、振り返った時にどこで間違えていたかの、振り返りに有効となります。
僕の場合には当初はシャープペンシルで問題を解いていました。その理由としては、消しゴムを使う時間ももったいないので、青色のボールペンを使用して消せない緊張間の中、メモの数字を書いていき、後でどこで間違えたが分かるように消さずに、かつ綺麗にメモを取ることを心がけていました。
メモがきたない、ごちゃごちゃしたメモを書いているから計算ミスをしまっていることがよくあります。
バタバタの中、午前の取り組みのみ動画で語りました。
試験までの予定変更
午後は11月7日の2次筆記試験までの日程について確認・協議をしました。
ちょっと汚い、かなり汚いホワイトボードへの板書ですが、2次筆記試験までの予定を考察しました。
まず、次回第9回の勉強会は今回に引き続き事例Ⅳ特訓として、最も皆ができない鬼門のNPVの問題を集中特訓します。
そして、GWの連休からは今までの実力試しとして、予備校の春の模試を受験して、そのでき具合を受験生同士で協議して頂きます。
模試は僕は解きませんので、受験生同士が主体となって行います。
ここで判明してくるのは、初見の問題への対応力です。
今までの過去問の解き直しではある程度できる解答が書けていた人も、初見の問題を解いた時には果たして正答して、点数を稼げる解答が書けるのでしょうか。
正直なところ予備校の模試は採点の精度の部分で疑義もあり、一概に点数が悪かったから全然ダメということではございませんが、現在値を図るバロメーターとしては機能するものだと思います。
そして模試を解いた後に有効になってくるのが、勉強会を通じたグループ学習です。
勉強仲間の解答を見比べて、自分の解答と周りの解答を比較して、全く的外れな解答を書いていないかどうかを分析していくと気づきが得やすいです。
きかれていることに答えられていない場合には、自分の誤った解答に気づくはずです。
5月と6月、7月と1次試験日までの第2クールは、直前期前の基礎固めの最終段階です。1次試験を受験、再受験する人たちにとっては2次試験対策どころではないですが、この時期に特に過去問についてはある程度固めておいた方が良い時期です。
直前期はより集中した学習となっていきますので、過去問の深堀りはこのクールで行うことが有効だと思います。
1次試験終了後の9・10月は本当のラストスパートです。
11週間に全てをかけて、悔いが残らないように、最後のトレーニングをする時期です。
1日4事例、6事例と負荷をかけて本番がものすごく楽に感じるような、トレーニングをしたり、みなで最後の本番に向けた対策を講じていったりと、ものすごく重要な時期となります。
試験日本番までの残り7か月間のカリキュラムを共有して、今後の指標として頂きました。
そして、今回の勉強会に戻ると午後は受験生同士で事例Ⅳの間違えた点を共有して、気づきが得られました。
今まで事例Ⅰ~Ⅲとなかなかつかみどころがなく、モヤモヤとした勉強会となっておりましたが、事例Ⅳでは正解が明確なので、しっくりと腹落ちできた会になったと思います。
引き続き次回の勉強会も負荷をかけたトレーニングで、先行者優位の状況を作り上げましょう。
本日のまとめ
本日のまとめの前に告知です。
僕が運営する診断士ライフコミュニティでは、中小企業診断士2次試験になかなか合格出来ない人達のために勉強会を開催しています。
参加者のメンバーには100%合格していただきたいという強い思いがあり、勉強の進捗管理から個別相談までしております。
そして、受験生支援以外では、インタビュー動画をYouTubeチャンネルで投稿しております。
インタビューをさせて頂ける方を募集しておりますので、よろしくお願いします。
今回は「第8回 勉強会 事例Ⅳ CVP特集」でした。
- 事例Ⅳの問題を解く際は、解く時間の予測と実際にかかった時間を記録することで、制限時間内で解く意識づけができる。
- 初見の問題対策として、予備校の模試・演習問題を実際に取組んで新作問題への対応力を強化する。
- 自分は出来ると自信がつくまで繰り返しやることが重要。
- 敢えてつらい状態で負荷をかけた訓練、いわゆる高地トレーニングにその価値がある。
- 皆の傾向を分析して何故出来ないかについて深掘りしていくことが有効。
- 引き続き次回の勉強会も負荷をかけたトレーニングで、先行者優位の状況を作り上げる。
第9回勉強会 事例Ⅳ特集②(NPV編)
日時:4月25日(日)AM9:00~
事前課題:事例ⅣのNPVを含めた対策の準備
場所:池袋西口某所
公共機関を利用して行います。
今後のリリース予定
7月末までにはKindleで書籍リリース予定。
企業様とコラボで5月8日(土)10:00~12:00にてオンラインセミナー行います。
「2021年度中小企業診断士二次試験合格のポイント」
2021年度中小企業診断士第二次試験合格のポイント|新技術開発センター
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