おはようございます。
中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和3年度中小企業診断士試験の試験日程の延期変更で、得した人、損した人」です。
まずは1次試験の考察記事です。
「中小企業診断士1次試験1日目科目の予測検証と考察」
「中小企業診断士1次試験2日目科目の予測検証と考察」
驚愕の試験日程の延期
ついに、ついに、ついに、
待ちに待った、待たせに待った、待ちくたびれた、
令和3年度中小企業診断士実施スケジュールが(予定)で発表されました。
まずこの日程変更のドタバタの原因はご存じの通りで、東京オリンピックによるものですね。
東京オリンピックは2021年7月23日(金)~8月8日(日)の予定で、開催まであと107日です。
1次試験日は2021年8月21日(土)22日(日)
受験生も受験校も誰しもが昨年同様で1次試験が7月第2週目の土日で、2次試験は例年通りの10月第4週目の日曜日と予想してました。
結果、1次試験日は8月第3週目の土日。
令和元年までは毎年8月1週目の土日だったので、通常より2週間後ろ倒しとなり、
昨年令和2年度は7月2週目の土日でしたので、約6週間後ろ倒しとなりました。
ゆえに、1次試験対策は約40日間後ろ倒しで勉強できる時間が長くなったということです。
この約40日間の後ろ倒しに、安堵した人、やきもきした人と人それぞれだと思います。
初学者で、ギリギリ1次試験が間に合うかどうかの人達や、今年は既に諦めモードだった、誰かさんもいらっしゃるようですが、1次合格者に新名称騒動も喫緊でありましたし、確実に受験者が増加することは間違いないです。
そんな協会側は受験生増加により、得していると考えます。
その一方で受験校としては予想を外された結果となり、対応に追われてパッケージとして成りたたず、オプション講義を追加でつけられるか日程をづらすか、得と損両方だと思います。
そして、気になるのは1次試験の難易度です。
実施時期で揺さぶりをかけるという荒業はさることながら、予想もつかない難易度。
実施時期ぐらいが小さな爆弾であってほしいことを願っても、これもまた変えられない不条理な結果は、試験後でした分かるはずもないです。
ただ、今回の日程変更も受験者を増加させようとしている施策なのかなぁと予測しますと、1次試験を難化させる意味はないです。
禁欲の夏
各国東京オリンピックへの大量選手出場辞退によって、日本のメダルラッシュ?で熱狂の毎日が嫌でもかというぐらいに報道されて、コロナウィルス報道がどこへ行ったのか?といった例年には無い、異常な夏が来るかもしません。
その中で、虎視眈々と絶対にニュースやTVはたまたSNSやYouTubeを見ずにどれだけ、6週間も先延ばしになった、1次試験対策に集中することができるのでしょうか。
禁欲の夏。
オリンピックの期間だけでも勉強しなくてもいいよね?
日本じゅうが多分熱狂?となってしまったら我慢できますか。
妥協してしまったら、気づいたら試験日2週間前です。
2週間あればなんとかなる。こんな悪の声も聞こえてきますね。
1次試験対策においては、7月23日(金)~8月8日(日)が重要な時期となりそうです。
2次試験への先行投資
2次試験は1次試験が令和元年度までの日程から2週間スライドしたことに合わせて、2週間実施時期がずれることとなりました。
マジで。
2次筆記試験は11月7日(日)
11月1週目となると既にクールビズが終わった肌寒い季節です。
昨年令和2年度は1次試験が前倒しになることで、2次試験の勉強期間が例年より約3週間多く確保できたので、初学者ストレート受験生が有利だと言われていました。
その結果の信憑性はデータでは不明確ですが、多年度で合格したという人よりストレートで合格したという人の声が多ければその信憑性は高いです。
令和3年度の日程延期で1次試験は、初学者にとって得をする形となりますが、2次試験はそうはいかない気がします。
となると、今から1次試験までの期間の残り4ヵ月半の再スケジュールが重要になります。
難しいのはスケジュール管理です。
余裕が出来たことで遊んでしまったり、他のことに時間を使ってしまうリスクが高まりました。
〆切が伸びるとぎりぎりまでやらなくてもいいという考え方の人にとっては、結局は単純に実施時期が変わっただけで何の意味もないですね。
ただ、予備校依存で上手くいっていない人にとっては、自分自身を振り返る時間ができたことで良い方向に行く場合も考えられます。
どちらにせよ、自ら学習計画を再構築して、おきまりのPDCAを回していくしかないです。
結局は上手く勉強したものが勝つ。
タイプ別考察
ある程度1次試験対策が進んでいる初学者
ここは判断が難しいとは思いますが、2次試験の学習を先行して進めていく必要がでてきました。本来であれば7月は2次試験対策をするべき期間でしたが、1次試験の直前期となり対策することがしづらくなります。
となると6月上旬までの2か月間は2次試験対策を進めるという勉強計画もありですね。
既に1次直前期として1次に集中してしまった多年度の科目合格者
2次試験ではなく1次試験に集中してしまった方は、試験日程変更によってスケジュールを修正しないといけなくなりました。初学者同様に7月以降に2次試験対策はしにくいので、6月上旬もしくは1次試験の1ヵ月前の7月後半まで1次と2次の両輪で回していった方がよいです。
これまで想定していた7月2週目の1次試験が終わってから、2次試験の勉強をゆっくりやればいいと安心していたと思いますが、それだと多分間に合わない気がします。
多年度で今までの期間、本気で2次試験対策をしてきていない人
後ろ倒しになったことで安心して、ゆっくりと対策をしてしまい、結局不十分な状態で試験を迎えてしまうことは避けたいです。モチベーション維持が重要なので、延期によるメリットは全くないと割り切った方がよいです。
2次試験中心で積極的にカリキュラムをこなしてきた方
勉強期間が2週間長期化しました。スケジュールは若干見直さないといけないですが、大きくは変わらないと思います。無心でより注力して。
予備校利用の方
予備校のスケジュールも変更されることでしょう。やはり直前期には集中力が高まり、実力が伸びていくと思いますので、今まで想定していた試験日にあわせて前倒しで学習を進めるのがよいです。前倒しに進めていくと余裕をもった状態になれて、実際には残された期間のバッファがあるので、その期間を積み上げ期間とすればよいと思います。
予備校のスケジュールが変わって後ろ倒しになるより、前のめりで進めていった方がよいです。
総じて、動揺することなく変化に柔軟に対応する。
決まったことは受け入れて着々と準備を進めていく。
合格発表も延期
2次筆記試験の合格発表日は令和4年1月14日。
なぜか試験日が2週間後ろ倒しにも関わらず、合格発表日は5週間も後ろ倒しになっています。年末年始休暇もありますが、予想すると2次試験の受験者数が昨年以上に増加して、採点をする時間を確保するためではないかと予想はつきます。
2次口述試験は令和4年1月23日(日)
例年通りの筆記試験の合格発表後の翌週の日曜です。
最終的な合格者の発表は令和4年2月2日(水)
本来であれば2月の実務補習の開始の時期です。
実務補習も時期がズレると考えるのが順当だと思います。
いよいよ目標とする日程が決まり、ここからが本格的に進められる時期です。
まだまだ長い受験準備期間を僕は勉強会などを通じて、受験生と一緒に進めていきたいと思います。
令和3年4月3日時点
中小企業診断士1次試験まで97日
中小企業診断士2次試験まで203日
※1次試験が7月10日11日、2次試験は10月24日に実施されることを仮定として残り日数を逆算。
令和3年4月7日時点
中小企業診断士1次試験まで136日(6週間増えました)
中小企業診断士2次試験まで214日(2週間増えました)
※1次試験が8月21日22日、2次試験は11月7日に実施される予定として残り日数を逆算。
本日のまとめ
本日のまとめの前に告知です。
僕が運営する診断士ライフコミュニティでは、中小企業診断士2次試験になかなか合格出来ない人達のために勉強会を開催しています。
参加者のメンバーには100%合格していただきたいという強い思いがあり、勉強の進捗管理から個別相談までしております。
そして、受験生支援以外では、インタビュー動画をYouTubeチャンネルで投稿しております。
インタビューをさせて頂ける方を募集しておりますので、よろしくお願いします。
今回は「令和3年度中小企業診断士試験の試験日程の延期変更で、得した人、損した人」でした。
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1次試験対策は約40日間後ろ倒しで勉強できる時間が長くなった。
- 1次試験対策においては、7月23日(金)~8月8日(日)が重要な時期となる。
- 今から1次試験までの期間の残り4ヵ月半の再スケジュールが重要になる。
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自ら学習計画を再構築して、おきまりのPDCAを回していくしかない。
結局は上手く勉強したものが勝つ。
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総じて、動揺することなく変化に柔軟に対応する。決まったことは受け入れて着々と準備を進めていく。
第8回勉強会 事例Ⅳ特集➀(CVP編)
日時:4月11日(日)AM9:00~
事前課題(任意):平成26年度・平成23年度過去問、CVPの問題、事例Ⅰ~Ⅲの振り返り
場所:池袋西口某所
公共機関を利用して行います。
現在受験生達の意見出しにより、5月以降の勉強会のカリキュラムを考案中。
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