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実務補習 体験記⑤感動のフィナーレと診断士を継続することの価値

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おはようございます。

中小企業診断士勉強会プロデューサーのシンです。

皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「実務補習 体験記⑤感動のフィナーレと診断士を継続することの価値」です。

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まずは過去記事からです。

「実務補習 体験記①自分で選んだ道 リーダーには立候補すべき」 

「実務補習 体験記②あの頃の気持ちを思い返えして、使えない診断士にはならない。」

「実務補習 体験記③公開したことを後悔しても元には戻らない」

「実務補習 体験記④追い込まれた時に人間の本性が出てしまう」

つかの間の祝日とこれから費やす時間

昨日は祝日でゆっくりできましたでしょうか。

実は僕も最近寝不足でゆっくりしすぎて、体力温存の寝不足解消Dayになってしまいました。

実務補習中の方達はこの1週間実務補習とお仕事の両方を抱えて、受験期直前期の負荷の様な追い込まれた状況にあることと思います。

それも全てを成功させてたいという思いからですよね。

この祝日は実は僕も1年前は結局あまり報告書作成が進まずYouTube動画をみて現実逃避をしてしまい夜になって焦った記憶があります。

1年後の今もやるべきことを後回しにして、ゆっくりしてしまったという反省が合い変わらず残ってしまいました。

診断士になると、365日体制で、休みがなくなる。

先日もご紹介させていただきました、

中小企業診断士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本

この中で印象的な部分があります。

それは、独立初期は365日働くといくことです。

年間3,700時間働く。

会社勤務であれば1日最低8時間と残業。

月20日勤務で160時間、残業が30時間として合計が190時間。

年間12カ月だと2,280時間。

そこに加えて1,420時間働くというのが独立。

20×12カ月=240日で、年間休日125日とした場合、

1,420時間を年間の365日で均等割すると約4時間。

休日と平日の配分を8:2にすると、1,136時間:284時間

平日1.5時間平均で360時間、残りの1,060時間を休日で割ると約8.5時間。

平日2時間平均で730時間、残りの690時間を休日で割ると約5.5時間。

現実的には365日フル稼働で、平日は1.5~2時間プラスアルファの業務をして、

休日とされる日は約5.5~8.5時間何かをしなければならないということ。

年間3,700時間働くことはかなり厳しい。重い、休む暇もなく、寝る暇もない。

実務補習を発端としてこれから永遠に続く無限ループ。

体がボロボロにならないようにご注意ください。

僕は昨日は針治療もしてます。

 

最近読みましたが、 1年前に読んでおいた方がよかったと改めて思います。

 

診断報告書の提出

ついに5日目の最終日の話をいたします。

4日目の夜にようやく完成した診断報告書。

5日目は翌月曜日で有給取得して参加をしました。

報告書が出来上がっていることもありだいぶ肩の荷がおりて、気分的には解法された状態でした。

午前は製本のためにキンコーズに出向きました。

キンコーズ、省人化。月曜日の午前中ということもあり利用客はまばら。全然コピー機の説明もなく自分たちで捜査してコピーをすることとなりました。

診断協会への提出用、診断先企業分、指導員の先生分の3部は全てカラーコピーで、我々の記念品分は白黒コピーで費用を節約しました。

指導員の先生から補助はでるものの、コピー代は自腹です。

100ページ近い診断報告書全てをカラーコピーした場合には費用がかかってしまうものです。

実は表紙もつけて記念品として今も大事に保管しており、この際に改めて見てみました。

この記念品が残っていることには1年前が思い出されてきました。

 

赤坂の貸し会議室に1日目以来の訪問。

事務局の協会の方に、指導員の先生と共に報告書を提出しました。

やはり〇〇先生と言い合っていることに戸惑いを感じつつも印象的でした。

一部不備があり、差し替えることに。

昨晩何度も修正して更新したせいで更新前のものを印刷してしまっていた状況。コピー機を利用させてもらい差し替えが出来ました。

気づいたのはある程度の人はこの貸会議室の狭い空間で、音漏れ、隣の人の話し声が聞こえる中で4日間を過ごしていたということです。

僕たちは指導員の先生の計らいで他の人達が気にならない環境で4日間進めることができましたが、通常は皆が集合する場所で5日間進めていかなければいけないということ。環境の違いを改めて感じる瞬間でした。

 

なお、事後にはなりますが、1箇所使いで気づいた修正箇所は、

2月〇〇

2月17日の17日が抜けてしまってました。

診断報告書は、書式要件を整えることが重要であることを改めて思い返します。

 

報告会

診断報告書を提出したあと、午後から予定していた診断先企業の報告会の前に、お昼休憩。移動して診断先企業の最寄りのファミレスで昼食と時間をつぶすことになりました。

今思うと指導員の先生にはもっと伺いたかったことがあります。

あの頃はよく考えると中小企業診断士とは何なのかがよくわからないまま、実務補習に参加していて、ただ勉強して試験を合格しただけの状態であったことを思い出します。

結局今までの経歴とこれか診断士として何がしたいのか。

既にこの頃気づいてきましたが、今までの経歴×診断士で評価されるもので、今までの経歴ゼロ×診断士=ゼロ、無価値なんです。

刺し昼食のあと、メンバーが昼から出勤でかけつけてくれました。

この日も寒い日でしたがずっと晴天で空が青かったことを思い出します。

空気は澄んでいて、真っ青な晴天、晴天を衝けとはこの時の気持ちなのでしょうか。

 

14時から診断報告会は始まりました。

当初頂いていた時間は長丁場の2時間。

我々が作り上げた約90ページの診断報告書にそって、各メンバーが各担当した分野をご説明させていただくことになりました。

たぶん、話が長すぎてお聞きいただくのは大変だったと思います。

このような苦行にお付き合いいただいたことに感謝と御礼を申し上げたいと思います。

 

噂ではここでの診断報告書の内容が、診断先企業先に刺さった場合には、実際のコンサルのお仕事に発展していくと風の噂ではきいています。

確かにこの診断がきっかけで発展すればものすごく充実感と達成感が得られるものだということは分かります。

今丁度最後のラストスパートで診断報告書を作成されている、新人の中小企業診断士の方達も今の頑張りがもし評価させて採用されたことを考えると、やる気が上がってくるものと思います。

診断報告書は、時間が無い中で妥協せず、やり遂げることに価値があるものだと思います。

 

そして、記憶することに2時間以上の時間を掛けて、報告と質疑とリターンがあり、忌憚のない感想を頂きました。

社長との信頼関係、定期的な関係性が構築出来ているかどうかでこの先の話、展開があることは分かります。とはいえ、中小企業の社長という立場でものごとを考えて、同じ目線で寄り添おうとした軌跡が作り上げた報告書と実際の経験として残すことが出来たと思います。

 

本来はこのあと、施策を実施してもらい、売上が上がったとか、社内の組織が上手くいったとか、新たな設備投資に踏み切ったとか、後日談がきけるとやりがいがあるものであることは言うまでもありません。

 

もし今同じ状況に立たされた時に果たしてどんなことをご提案できるのでしょうか。

それが思いつかないのであれば修行はたりないですね。

特に令和2年は新型コロナウィルスの影響などで、このあとの4月以降激動の時期を迎えております。

2月とその後ではご提案した内容も当然ながら全く違うものになったし、外部環境の変化に対してどう対応していくかの視点は今年の診断においても当然必要となってくることと思います。

 

打ち上げ

最後の報告会も終えて、最寄り駅の居酒屋で最後の打ち上げをすることとなりました。

泣いても笑ってもこれがこのメンバーであう最終日。

みな職歴や年齢は違えど、同じ新米診断士という立場で、同じ方向を向いて一つのものを作り上げようとした仲間でした。

既に開始当初から涙腺が緩んでました。なぜか自然と冒頭から結構泣きました。

 

男泣き。リーダーに挙手をした時から、自分としてはかなり精神的に重きをおいて、全力で駆け抜けた短すぎた日々。

客観的にみると淡々とカリキュラムをこなしただけではありますが、この涙の要因を今になって分析するといくつかの要素が絡み合ったからだと思います。

 

まず1つ目は、何といっても中小企業診断士としての初めての体験と一緒に仕事をした仲間からの刺激でした。

中小企業診断士に合格しなければ、出会わなかった人々。

1つ上の先輩診断士の方がこんな経験をつんできていることを実感した瞬間でした。

みなが同じ方向を向いて、協力し合い、未来に希望を感じて、生き生きとしている。今でもあとの時のいい大人達の初々しさを忘れることは出来ません。

 

2つ目は、中小企業診断士試験に合格できて本当によかったという安堵感と幸福感です。

当然ながら幸福感は12月の時点でありましたが、実績という観点からすればゼロ。

見習いとはいえど、この実務補習において、初めて経験出来たことには誇りをもってこれからも進んでいけるという自信を少しでもつけさせてくれました。

仮に試験に合格していなかったら、こんな経験は早くても1年先になっていますし、試験に合格して前に進んでいることを強く感じられました。

 

最後の3つ目は、指導員の先生の影響です。

打ち上げで心に残っていいる言葉は以下の通りでした。

中小企業診断士は1次試験の合格率が約20%、その内2次試験の合格率が約20%、そして、中小企業診断士として活動をするのがその中の20%。中小企業診断士として離脱せずに活動をしていってほしい。」

みなせっかく苦労して取得した資格ではあるものの80割が離脱してしまうという衝撃的な事実を聞かさせれることとなります。

確かに。このときその言葉が刺さりました。

独占業務の無い中小企業診断士は、自らの経験や実績との掛け算であり、中小企業診断士と名乗らなくても、生きていけるし、名乗っても微妙な知名度

20%×20%×20%=0.8% これが中小企業診断士の実態か。

自分はせっかく取得したのだから、堂々と名乗って、何かをしていきたいとその時強く思いました。

そして、最後に「リーダーが幹事となって、1年後に同総会を開いてほしい。」というお言葉。

ありがとうございました。

実務ポイント5ポイントを授与される。

 

そして、2次会は記憶がなく、3時間はほとんど寝ていた。

涙腺が緩すぎて、疲れて眠くもあり、ほとんど覚えてないです。

みな、次の日から現実に戻るという状況下において、今では考えられない、深夜まで打ち上げるという思い出です。

実に今年は飲食店が20時で閉店となると、コンビニとかしか空いていない。

家に帰ってからオンライン飲みでしょうか。

最後結構歩いて自宅に帰りました。

これで終わりか。

とはいえ、今後も新しい出会いが次々とあることを予感していました。

 

実務補習編は今回で完結です。

何か忘れてませんか?同窓会やれていない。コロナの影響で全然声掛けすら出来ていないです。

もう1年もたつので、同窓会その内、開催したいですね。

そして、この続きはまた、別の機会で。

 

本日のまとめ

最後に本日のまとめとなります。

今回は「実務補習 体験記⑤感動のフィナーレと診断士を継続することの価値。」でした。

  • 年間3,700時間働くことはかなり厳しい。重い、休む暇もなく、寝る暇もない。

  •  診断報告書は、書式要件を整えることが重要である。

  • 診断報告書は、時間が無い中で妥協せず、やり遂げることに価値があるもの。

  • 20%×20%×20%=0.8% これが中小企業診断士の実態。 

  • もう1年もたつので、同窓会その内、開催したい。 

第4回の勉強会

日時:2月14日(日)AM9:00~

課題:平成30年度試験問題、令和2年度令和元年度試験問題の内から各自セレクト

場所:池袋西口某所

緊急事態宣言下の中、公共機関を利用して行います。

オンラインとオフライン両方で実施。

ご興味のある方はお問い合わせください。

 

オンライン補講

日時:2月17日(水)夜

第4回の勉強会で足りない方、不参加の方向けです。

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