おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
皆さんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和2年度 事例Ⅳ 答えを知っちゃあ、おしめえよ!情報教材じゃなくて体験学習」です。
令和2年度事例Ⅳに関する過去記事は以下です。
「令和2年度2次試験を解いたみた!午後の部」
「令和2年度 事例Ⅳ 全て想定内。出来なかった理由は言語化できますか?」
「令和2年度 事例Ⅳ 経営分析は3つ指標の密解答で!」
「令和2年度 事例Ⅳ 悪あがきの数だけ、加点を狙う」
「令和2年度 事例Ⅳ 推測力が問われたCVPとNPVを勉強した意味」
謝罪 本当のことを話します
既に令和3年の新語流行語大賞に勝手にノミネートされているとは、巷で言われているかどうかも緊急事態で分からない、「UNCOMMON」
僕はこのプログラムは結論めちゃくちゃ有益だとものすごく共感しました。
というか、このアイデア。
僕は前々からその有益さを知っていたし、これが実現できれば資格試験だってみんな合格できるのではないかと思ってたようなプログラム。
継続力が難しい。人は常に楽な方向に逃げるし、楽をして儲けたい。楽して稼ぎたい。楽をした人生を生きたい。
その強欲と欲望と怠惰な根性が人をダメ人間にすることは良く知っています。
ダメ人間を見て来たし、自分んもダメ人間になったことがあるから。
有益かどうかの判断は、”結果”、”数字”でしか。
資格試験であればその合格者数と合格率。
大手スクールは合格者数をPRのために掲載しています。
当然ながら数字には信頼性、信憑性、神格性がある。
母数の限られた小規模事業者、小規模団体はどうしたらその権威性を担保することが出来るのか。
数、規模の経済ではなく、率、高付加価値の差別化戦略。
「UNCOMMON」中小企業診断士試験対策用としてカリキュラムがやりたい。
どうせ誰もやらないのであれば自分がやるしかない。
合格しなかったら全額返金。
たぶん滅茶苦茶地獄のトレーニングになりますね。
本家「UNCOMMON」の日程。
平日は
朝7:00~7:30
夜20:00~21:30
朝7時からというのが正に財務・会計を朝30分解け!という皆が1度はチャレンジして、継続できなかったある意味拷問のような、エリートビジネスマンたちがやっている朝活。
僕も1次試験の直前期は朝30分間、いや朝1時間30の財務・会計と経済学といった計算問題の朝活や試みました。
土日は
9:00~11:00
正に、勉強会の朝活とまるかぶりの時間帯。
正に診断士のガチで勉強している人のカリキュラムと同じ。
書く、読む、診る
この3つの能力が求められるのが中小企業診断士2次試験。
中小企業診断士になってから求められる能力は、
書く、聞く、話す
「UNCOMMON」は思考力、文章力、コミュニケーション力
正に被ってます。
これも中小企業診断士スクール、受験予備校も同じ?です。
過去問や演習問題から試験対策をするというサービス。
小さいころから塾に通い、受験をしてきた我々にとってはごく当たり前の習慣になっているこの習慣。違和感なく受け入れてきました。
自分自身の力ではどうにもならない時は人の力を借りる。
先生に教えてもらう。確かに僕たちが教育されてきた習慣ではあるものの、果たしてそれが正解なのだろうか。
体験学習
ワークショップ、感情を動かす瞬間があり、記憶が定着する
中小企業診断士は、中小企業診断士に合格したとすれば果たしてコンサルタントなのでしょうか。
多分分かっていると思いますが、じゃないですね。
人気YouTuberのマコなリ社長。
動画で謝罪会見。
「謝罪 本当のことを話します。」
【謝罪】新サービス「UNCOMMON」の本当のことを話します - YouTube
これが噂の動画です。
月額 158000円。
こう考えると中小企業診断士スクールは安すぎる。
もっと高くなればUNCOMMONのような、絶対に合格できるサービスを受けられるのか。
60万円ぐらいが相場のような気がします。
多年度で毎年合格できなければ結局時間も金もかかり、結果としてより多くのものを失うことになります。
タイムイズマネー。
このノウハウは頂き、僕の勉強会では使わせてもらいます。
ワークショップ、ペアワーク、マインドセット
実は僕は今のところメンバーが限定されているので、個別にフィードバックもしてます。
限られた時間の中でペアやチームを組んでワークをする。
参加型のカリキュラム。
知識と経験が定着するためにはどのようにするのか。
体験学習により、現場対応の瞬発力を磨く訓練は必要です。
そして、今のところは無料。
僕の場合1時間〇〇円なので。えへ。
前置きがながくなりましたが、このあたりで。
事例Ⅳも出題の趣旨
2次試験の合格が発表され、統計資料と共に正答の根拠というべき出題の趣旨もリリースされております。
事例Ⅳの設問は長いのでざっくりで、出題の趣旨を中心にみていきます。
第1問
出題の趣旨:財務諸表を利用して、診断及び助言の基礎となる財務比率を算出する能力を問う問題である。
→変わり映え無し。
出題の趣旨:財務比率を基に、財政状態及び 経営成績について分析し説明する能力を問う問題である。
→変わり映え無し。
第2問(設問1)
短期利益計画の策定に利用する損益分岐点売上高の計算において、変動費率が変化する場合に応用する能力を問う問題である。
→この問題が勝負の分かれ目だったと思っているCVPの応用問題。
出題の趣旨には変動費率が変化する場合に応用する能力とはっきりと書かれています。
この応用能力とは何のことかわかりますか?
中学生レベルの数学が出来るかどうかのひらめき、頭の回転が回るかどうかの問題。
文章を正確に理解して数字として表現できるか問う問題。
多分過去問や対策問題集、簿記の問題を解くことも対策とはいえますが、応用力が現場対応としてできますか?というメッセージが込められた問題だと思います。
このような問題をとれるか取れないかが最も重要だと僕は思います。
考える、思考力と瞬発力。
第2問(設問2)
出題の趣旨:将来キャッシュフローに関する情報に基づいて正味現在価値を算出する能力を問うとともに、算出された正味現在価値を用いた合理的な意思決定の方法を理解しているか確認する問題である。
→公式を書け。数値が誤っていても結論はフェルミ推定で当てろ。
まさにコンサルタントの誤魔化し力がもとめられていたと感じる問題。
初めての人とのヒアリングで限られた情報しかなく、その中でどう提案するか。
それも数分の限られた時間の中で。結論やっつけ仕事、いやルーティンワークです。
さすがに、出題の趣旨にはこの問題は解いても解けなくても合否には影響はありませんとは、書かれてませんでしたね。
第3問(設問1)
出題の趣旨:買収額が純資産額を下回る買収をした場合に企業が行うべき会計処理を理解しているか確認する問題である。
→そのまんまです。答えは既にみな暗記されているはず。
第3問(設問2)
買収額が純資産額を下回る買収をした場合のリスクについて適切に助言する能力を問う問題である。
第4問(設問1)
出題の趣旨:業績評価に用いられる投下資本営業利益率を算出する能力を問う問題である。
→要は計算しろということ。
第4問(設問2)
出題の趣旨:投下資本及び営業利益の双方が増加する投資を行った場合の投下資本営業利益率の変化について算出する能力を問う問題である。
→この問題も計算問題。計算の方向性。
第4問(設問3)
出題の趣旨:業績評価において投下資本営業利益率を用いることが部分最適を誘発する可能性があることを理解しているか確認するとともに、適切な方策を提言する能力を問う問題である。
→ヒントが出てます。
部分最適を誘発する可能性があることを理解しているか適切な方策を提言する能力
ネガティブなことに対する説明と、改善提案をする問題。
あまりヒントはない。二度と同じ問題が出ないのがこの試験ではあるがとりあえず出来るようには最低限しておく。
令和2年度事例Ⅳを解いてもらった上での率直なコメント
現在9名の方にご参加いただいております。
年末年始に令和2年度の問題を2回目、人によっては初めて解いて頂き確認しました。
年齢構成
20代1名、30代2名、40代4名、50代2名
コミュニティメンバーの令和2年度2回目に解いた解答を出題の趣旨も加味して解答を考察しました。
※協会の評価と今回2回目で解いて頂いた結果をランクで記載。
事例Ⅳはまとめていきます。
りゅうさん 30代
B→A
ハムさん 40代
C→A
ダーイさん 40代
D→A
よーさん 50代
C→A
エヌティーさん 20代
A→A
ゆーたさん 50代
C→A
ここまでが2回目に事例Ⅳを解いたメンバー。
結論、2回目に解いたらみなA評価です。
答えを知ちゃあ、おしめいよ!
この現象からどんなな力が求められた試験か分かりますよね。
そして、お二人は初見です。
ゆっちさん 40代
B
カズさん 40代
B
A評価には届きませんでした。残念。
初見で解いた時に、A評価じゃないと意味がない。
そして、1回目と2回目を通じて出来が悪かった問題。
気になるのは2回目ですらどのレベルの問題への対応力があるかということ。
第2問(設問1)CVPの問題です。
5割程度の正答率。既に10月の試験から2カ月以上経過しているので2回目でも解くことが出来なかった方がいらっしゃいます。
第2問(設問2)
NPVとディシジョンツリーのような問題。
ほぼ2回目も無理でした。
そもそも解き直すことすらしていない状況。
事例Ⅳ対策はどうしたらよいのか。
毎回同じ問題を解いても答えを知っていれば解けるのは当たり前。
良問を多面的な解答方法で解いてみる。
そして、新作問題、応用問題が出ることを予測して対策を練る。
なんだかんだで事例Ⅳには皆苦手意識が残る。
確実に出来るレベルになるための準備。
事例Ⅳの対応出来ていないメンバーが多いので、特別な対策は考えないといけないです。
本日のまとめ
最後に本日のまとめとなります。
今回は「令和2年度 事例Ⅳ 答えを知っちゃあ、おしめえよ!情報教材じゃなくて体験学習」でした。
-
知識と経験が定着するためにはどのようにするのか。体験学習により、現場対応の瞬発力を磨く訓練は必要。
- 出題の趣旨にはあまりヒントはない。二度と同じ問題が出ないのがこの試験ではあるが、とりあえず出来るようには最低限しておく。
-
2回目に解いたらみなA評価です。答えを知ちゃあ、おしめいよ!
-
毎回同じ問題を解いても答えを知って非常にいれば解けるのは当たり前。良問を多面的な解答方法で解いてみる。そして、新作問題、応用問題が出ることを予測して対策を練る。
第1期募集の終了
第2回の勉強会をもちまして、第1期の募集を終了とさせて頂きます。
ご検討いただいた方には急ですが1月9日本日までとさせて頂きます。
そして、勉強会メンバーの進捗度を鑑みて、第2期として追加メンバーを募集することといたします。
第2回の勉強会の日時。
日時:1月10日(日)AM9:00~
場所:池袋西口某所
緊急事態宣言下の中、公共機関を利用して行います。
オンラインとオフライン両方で実施。
Twitter、お問い合わせ、Youtubeちゃんねるのリンク先です。
いいね!チャネル登録やお問い合わせ、よろしくお願いいたします。
いいね!とクリックよろしくお願いいたします。