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事例Ⅳ 最後の振り返り 経営分析とミス・改善のメモ

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おはようございます。

中小企業診断士のシンです。

みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。

本日は「事例Ⅳ 最後の振り返り 経営分析とミス・改善のメモ」です。 

 

 

まずは最後の振り返りの記事。

「事例Ⅰ 最後の振り返り 経営戦略」

「事例Ⅰ 最後の振り返り 組織構造 人的資源管理」

「事例Ⅱ 最後の振り返り 経営資源と効果」

「事例Ⅱ 最後の振り返り 施策と経営資源

「事例Ⅲ 最後の振り返り 戦略と生産」

「事例Ⅲ 最後の振り返り 過去問はやり残さず後悔しない」は下記です。  

 

事例Ⅳの攻略法

すでに過去記事でも繰り返しておりますが、事例Ⅳは計画と進捗管理

事例Ⅲの生産計画と生産統制を自分が実践するかのごとく自分をコントロールする、自制心との戦いが重要です。

限られた時間の中で最大限の自分のパフォーマンスをする。

朝から3事例解いたあとで、脳が疲労して、疲れた状態となっていて、ケアレスミスを連発する人も多いことは既に立証されております。

1次試験は1日目の頭に経済と財務と計算系の科目があり、2次試験は最後に事例Ⅳの財務・会計が立ちはだかる。正に最後の番人。

挫けても倒れても何度でも這い上がる、不死鳥の様に最後の最後まで粘りたい。

疲労困憊でミスすることを前提とした進捗管理と、己自身の能力とミスパターンを知り尽くすことで勝機が見えてくる。

 

経営分析をフラッシュバック

経営分析は20分で終わらせる。

早くできればできただけ良い。

計算ミスは即不合格。

この3つがポイントです。

過去問のフラッシュバック

 

R1年度 建材卸売業

期間比較 連結

悪化2つ、改善1つ

特徴を50字以内

悪化

収益性:売上高総利益率、売上高営業利益率

効率性:棚卸資産回転率

安全性:当座比率、負債比率

改善

効率性:有形固定資産回転率

 

当座比率棚卸資産回転率は通常はセット

収益性・安全性が悪化

効率性が改善

 

H30年度 倉庫・輸送および不動産関連のサービス業

同業他社比較

優れている1つ、課題2つ

優れている点と課題を50字以内

 

優れていいる

安全性:自己資本比率、負債比率

課題

収益性:売上高営業利益率、売上高販管費比率

効率性:有形固定資産回転率

 

安全性が高い、良い

収益性・効率性が低い、悪い

 

H29年度 染色関連事業

子会社

同業他社比較

課題2つ、優れている1つ

特徴40字以内

課題

収益性:売上高総利益率

安全性:負債比率

優れている

効率性:棚卸資産回転率

 

収益性・安全性が低い

効率性が高い

 

平成28年度 県内産の高級食材を活かして県内外に店舗を展開するレストラン

課題3つ

課題が生じた原因70字以内

収益性:売上高経常利益率

効率性:有形固定資産回転率

安全性:負債比率

収益性・効率性・安全性が低い

 

H27年度 金属加工業を営む企業

同業他社比較

優れている1つ、課題2つ

特徴60字以内

優れている

収益性::売上高総利益率

課題

効率性:売上債権回転率

安全性:負債比率、自己資本比率

収益性が高い

効率性・安全性が低い

 

H26年度 県内に18店舗のチェーン展開する老舗喫茶店

同業他社比較

優れていいる1つ、課題2つ

財務状況及び経営成績をそれぞれ30字以内

優れている

収益性:売上高総利益率

収益性が高い

課題

効率性:有形固定資産回転率

安全性:負債比率

効率性・安全性が低い

 

R1年度のみ効率性が2つだったということ以外は、収益性・効率性・安全性の視点で綺麗に回答できて毎年オーソドックスなパターン。

このパターンを基本の型としてブレない。

 

イレギュラー問題

H25年度 医薬品製剤製造会社

簿記の仕訳、 B/Sのみで出資直後の予想B/Sと比較させるといったイレギュラー問題

厳しい。

主要な財務比率3つ。

安全性から3つ。

流動資産、固定資産、流動負債、純資産のカテゴリーから分析して3つを絞り出す。

 

当座比率流動比率、固定比率、長期固定適合率

負債比率、自己資本比率

の内3つ。

イレギュラー問題が出てきたとしても悩んでいる時間はない。

多分にみんなできないと割り切って、根拠から解答して、記述は点数を取る。

 

イレギュラー問題

H24年度 小~中規模旅館

予想損益計算書(設問1)にいきなり出てくる。

設問文を正確に解釈して計算する。

 

(設問2)は年間宿泊者数が18,000名に回復

期間比較

収益性が改善したか否かを判定するのに最もふさわしい3つ

収益性しばりで3つ

収益性:売上高総利益率、売上高営業利益率売上高経常利益率、ROA(総資本経常利益率

効率性に絡めて:有形固定資産回転率

こういった問題はバラケます。

解答がバラケることを前提として時間のロスの方をより気にして解く。

 

過去は傾向が違う

H23年度 日本海側の地方都市にある、水産加工メーカー

B/Sは期間比較と同業他社比較

P/Lは同業他社比較

(設問1)同業他社比較

問題点と思われる点を特徴づける3つ

収益性:売上高経常利益率

効率性:棚卸資産回転率

安全性:負債比率

原因60字、改善策60字

 

直近の過去問とは明らかに出題傾向が違う

与件を解釈して改善策まで出す

 

H22年度 電子部品メーカー

同業他社比較 

長所または短所のうち、重要と思われるもの3つ

長所 収益性:売上高総利益率

短所 効率性:有形固定資産回転率

短所 安全性:自己資本比率

 

各々60字以内で説明

 

H21年度 ファッション性の高いスポーツウエアの製造及び販売

同業他社比較

長所・短所のうち重要なもの3つ

長所・短所が生じた原因を60字以内で説明

長所 収益性:売上高総利益率

短所 効率性:有形固定資産回転率

短所 安全性:自己資本比率、負債比率

 

H20年度 工業製品全般の塗装

同業他社比較

問題点3つ

問題点の内容60字以内で説明

収益性:売上高総利益率

効率性:有形固定資産回転率

安全性 :自己資本比率

 

平成23年度まで、イレギュラーな平成24・25年、平成26年以降と傾向が変わっており、平成26年度以降は毎年同じような設問が続いてる。

 

令和2年度1次試験の傾向 

令和2年度1事件でアカウンティングの問題が多く出題されており、その傾向を受けて、事例Ⅳでもアカウンティング、簿記の知識を問う問題が出題される可能性もある。

しかしながら、今までの過去問の傾向から変化することにより、出来る人と出来ない人の差が付く問題。臆することはない。

出題され問題がある程度分かるのであれば食らいつくか、難問であれば回避する。

 

見直しリスト

転記場所

単位 百万円 千円

設問にあった解答かどうか

符号 △ー

計算過程、小数点の場所、数値の読み違え、勘違い、転記ミス

減価償却費の金額

NPV期間、基準期間、残存価値

当期、D社の数値かどうか

検算、数値の解釈に誤りがないか

単純な計算ミス、勘違い

CVPを取れるかどうかが、合格分岐点

税金の額30%

計算時は(1-0.3)=0.7間違っていないか確認する。

計算ミスがないか確認する

 

ミスノート

昨年直前期のメモをもとに、自分が間違えていた箇所とその改善策について振り変える。

タイムマネジメント、問題を解く順番

単純な計算ミス

経常利益と営業利益を勘違い

ドルの売りと書く

NPV期間を正しくとらえる

設問の記載通りに解答する

小数点の打ち間違え

全社的に経常利益がマイナスだと税金がかからない

解いていない問題がないかの確認

経営分析での根拠の抜き忘れ

+と-の符号を間違えて計算があわない

要所で単位を確認しつつ解き進める

記述式問題の単位は先に書く

とらなければいけない問題を取れていない

計算過程はプレゼン。

加点してほしい部分や最後の答えは下線でアピール。

付記事項を正確に読み取る

解答の型を覚えていない。

経営分析は与件はいじらずに解答する

法人税がマイナス△になることもある

デシジョンツリーは図が書けない

単位を千と万で間違える

期日問題の結論は下線を引いてアピール

単位、百万円と万円の違い

単位のチェック工程を入れる

減価償却費の存在を忘れない

 

ミスノートは過去の自分の解答で失点した原因を書いて、その改善策アクションプランを書き入れて蓄積し2度同じ部分で間違えない。

 

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朱雀

事例Ⅳは赤の書。

イメージカラーは赤。

合格への炎は燃え尽きることはない。

 

本日のまとめ 

今回の記事は いかがでしたでしょうか。

最後に本日のまとめとなります。

「事例Ⅳ 最後の振り返り 経営分析とミス・改善のメモ」でした。

  • 正に最後の番人。挫けても倒れても何度でも這い上がる、不死鳥の様に最後の最後まで粘りたい。

    疲労困憊でミスすることを前提とした進捗管理と、己自身の能力とミスパターンを知り尽くすことで勝機が見えてくる。

  •  収益性・効率性・安全性の視点か綺麗に回答できて毎年オーソドックスなパターン。このパターンを基本の型としてブレない。

  • イレギュラー問題は、多分にみんなできないと割り切って、根拠から解答して、記述は点数を取る。
  • イレギュラー問題は、解答がバラケることを前提として時間のロスの方をより気にして解く。
  • 出題され問題がある程度分かるのであれば食らいつくが難問であれば回避する

  • ミスノートは過去の自分の解答で失点した原因を書いて、その改善策アクションプランを書き入れて蓄積し2度同じ部分で間違えない。

  • 平成23年度まで、イレギュラーな平成24・25年、平成26年以降と傾向が変わっており、平成26年度以降は毎年同じような設問が続いてる。

2次筆記試験までいよいよあと日。

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