おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「平成29年度 事例Ⅱ お値段以上の価値は、商店街にある」です。
まずは、平成29年度事例Ⅱの過去記事です。
「平成29年度 事例Ⅱ 睡眠時間を調整して、高いパフォーマンスレベルを知っておく」
「平成29年度 事例Ⅱ 良問だからこそ、繰り返し解き、味を深める」は下記です。
睡眠だけではなく食事も大事
昨日はよく眠れましたか?
睡眠だけでなく、コンディションづくりにおいては食事も大事ですよね。
1流のアスリートは食事にも気を遣う。
1流のビジネスマンは食事にも気を遣う。
1流の経営者は食事にも気を遣う。
1流の受験生は食事にも気を遣う。
食事による脳の働きは知っておいた方がいいですよね。
根拠を知ったうえ理解して、実際に体験してみてバランスを整える。
そのなかでも、朝イチの状態と昼休憩後の時間帯の調整が難航します。
最近本のタイトルが気になり読んだ書籍。
ふーん。
日本のビジネスパーソンは食べすぎ。たしかに。
飲食店のボリュームって多すぎと感じる今日この頃。
とはいえ、ごはんお替りや大盛もしてしまう現実。
白い主食とは別れを告げる。
肉より魚。食べる時間に注意。
当たり前のことが書いてはありますが、出来ていることと出来ていないことがある。
受験期は食事も気を使いました。
今よりも2~3Kgはやせていたイメージ。
酒を飲んでいなかったことが大きいですが、
そもそも眠くならないようにあまり無駄に食べないようにしてました。
ちなみに最近は小腹が空いたら、酒のつまみに、ナッツをよく食べてます。
カロリーは高いですが食物繊維などの栄養素が豊富です。
いつも食べているのが成城石井のミックスナッツ。
余分な塩分で味付けされていないので、純粋なナッツの味を楽しめます。
ちょっと高いですがはまります。
こちらは参考までに最近の僕の夕飯はこんな感じ。
全てコンビニ。セブイレブン。
納豆、豆腐、ネギ、キャベツ、ショウガと醤油が毎日のスタンダードメニュー。
追加でピリ辛レバニラ炒めのトッピング。
揚げ物とかも食べてしまっているのでこれだけだと微妙ですが。
一応夜は炭水化物はなし。
納豆×豆腐 が最強です。大豆×大豆。
納豆は最強の「食べる投資」
感染症予防、骨を丈夫にしてくれて、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防、炎症予防、アンチエイジング予防。
いいことしかない。
見た目がまずそうなのがめちゃくちゃいいです。
試験対応としては昼飯にドカ食いをしないこと。
炭水化物をおさえて、余計な血糖値をあげないこと。
理論だけではなきく、実感値として個人のデータを知っており、
調整改善したほうがいいです。
食生活もそろそろ調整して試験本番で戦えるコンディション作りに切り替えましょう。
過去の成功体験は必ず模倣して助言に使う
平成29年度 事例Ⅱ の後半6段落から引き続き見ていきます。
第6段落
⑥井戸端会議はB社が潜在的な「顧客ニーズ」を収集する場でもあった。「2010年」のある日、井戸端会議で「買い物のために<県庁所在地の百貨店>まで出かけたのに、欲しいものがなかったときは体力的、精神的につらい」ということが話題になり、<多くのメンバー>がその意見に賛同した。その頃、B社には、<ボランタリー・チェーン本部>から外出用を主とする婦人服の予約会(注)を実施しないか、という打診があった。同チェーンは「近年」、加盟店活性化のために、寝具に加えて婦人服、婦人用ハンドバッグ、宝飾品の仕入および販売を強化していた。開催には登録料を払う必要があり、長年寝具一筋でやってきた<現社長>は婦人服が売れるイメージが湧かず、「当初」は断る予定であった。しかし、井戸端会議の話を聞き、打診を受け入れた。期間中は店舗2階の売場を整理し、試着室を設け、臨時イベントスペースとした。ただし、スペースはそれほど広くないため、<日頃の交流を通じて、顧客の好みをよく把握している副社長>が品揃えを厳選した。予約会には<井戸端会議のメンバー>が多数来店し、時間によっては顧客が会場に入れないほどであった。好評を得た予約会は、継続を望む声があり、開始から既に「数年」が経過している「現在」もシーズンごとの予約会の売り上げは落ちずにいる。「現在」の年間売り上げに占める割合はおおよそ寝具70 %、婦人服25%、日用品5%となっている。
(注)主にアパレル業界で行われるイベント。顧客が会場でサンプルを確認、試着し、気に入ったものがあれば商品を予約できる。商品の引き渡しと支払いは後日行う。
→買い物で<県庁所在地の百貨店>まで出かけたのに、欲しいものがなかったときは体力的、精神的につらい」これは第1問の競合の状況に使える部分。
ボランタリー・チェーン本部、婦人服の予約会から第2問に対応する段落。
第2問
B社は<ボランタリー・チェーン本部>から新たに「婦人用ハンドバッグの予約会の開催」を打診された。B社は現在のデータベースを活用しながら、この予約会を成功させようと考えている。そのためには、どのような施策を行うべきか。120字以内で助言せよ。
大好物の「顧客ニーズ」の登場です。
井戸端会議は潜在的な「顧客ニーズ」を収集する場。
この強みを生かしたのが婦人服の予約会。
最初は実施する気がないものの、井戸端会議の話しから打診を受け入れて、
今ではシーズンごとの予約会の売上が定番化している。
成功した要因は、予約会の期間中は店舗2階の売場を整理し、試着室を設け、それほどひとくない臨時イベントスペースを設置して、<日頃の交流を通じて、顧客の好みをよく把握している副社長>が品揃えを厳選して顧客好みの品揃えを実現できているから。
婦人服の予約会から今度は婦人用ハンドバックの予約会を開催したい。
施策は過去の成功体験に習った施策を助言です。
娘、参上!
第7段落
⑦予約会が始まった頃、<子育てにめどが付いた現社長の娘>が店を手伝うようになった。既に<現社長>は70歳近くとなり、一時は廃業を検討したが<井戸端会議メンバー>が存続を強く希望し、「数年内」に<現社長の娘>が<次期社長>となり、事業を継承することになった。
→突然現れた社長の娘。事業継承の話題です。
第8段落
⑧<次期社長>は保育士の勤務経験があり、保育園ごとの昼寝用布団、手作りで用意する手さげカバンのサイズなどに関するルールを詳しく知っていた。ある日、<井戸端会議メンバー>の世代(以下、「シルバー世代」という)の顧客に、孫の入園準備のアドバイスをし、感謝されたことがあった。それをきっかけに、シルバー世代の子供世代(以下、「子育て世代」という)の顧客が入園準備のアドバイスと商品を求め、来店するようになった。
→「シルバー世代」と「子育て世代」と敢えて「」書きでターゲットを間違えさせるようにしているかの記述。
第三の登場人物、娘!
強みは、保育士の勤務経験があり、保育園ごとの昼寝用布団、手作りで用意する手さげカバンのサイズなどに関するルールを詳しく知っていた。
孫の入園準備のアドバイスをし、感謝された。
これは確実に使います。事業継承新で風を吹き込みます。
どの設問に使うの?
第4問でしょ。
第4問(配点25点)
B社は<今後>、<シルバー世代以外のどのセグメントをメイン・ターゲット>にし、どのような施策を行うべきか。図を参考に、120 字以内で助言せよ。
競合はお値段以上?説明がないと購入できないでしょ!
第9段落
⑨「現在」も休憩コーナーに人が集うが、<シルバー世代>の顧客の多くはやがて介護をされる側の立場となり、確実に減少する。「今後」の対応を考えるべく<次期社長>は、<大型スーパーの寝具売場>を視察した。視察を通じて、高品質な商品が少ないこと、従業員がほとんどおらず、十分な説明もできないことが分かった。そこで、<次期社長>は保育園の入園準備を通じて知り合った<子育て世代>向けに「親と子の快眠教室」という月1回のイベントを開催し、親の快眠と子供を寝かしつける工夫についての教室を開始した。<教室の参加者>は、後日<顧客>として来店するようになりつつある。
現実の問題はさており、与件にこだわってください。
頭の中をよぎるニトリ。
夏はNクール。愛用してます。
枕も愛用してます
ニトリ最高です。
とはいえ、消耗品はニトリでもベッドマットレスや布団は高価な商品を使ってます。
ベッドマットレスはフランスベッド、布団は西川ですが商品は現在販売されている商品です。
ここからは消費者目線の意見ですが、
やはり、長く使うものは専門家のアドバイスのもとで
安心できる商品を購入したい。5万円以上の商品だと考えますね。
そんな専門家が市場には必要不可欠だと思います。
「親と子の快眠教室」
どっかできいたこのフレーズ。
平成25年のかまぼこの問題の「親子食育教室」
平成25年、平成29年、令和2年の3年に1回のサイクル?
同じような施策が繰り返し試験問題にだされているのでアンテナをはっておきたいです。
第10段落
⑩B 社にとって<シルバー世代>に関する店内の顧客台帳や<現社長達>の頭の中にある情報は貴重な無形資産である。<次期社長>はこれらの情報に容易にアクセスすることができるように情報のデータベース化を実施した。<現社長>が配達時に記録した住所、<副社長>が記録した寝具や婦人服の購買履歴と記憶した好みを、可能な限り文字と画像にして、簡易型データベースに登録した。データベースは<リピーターである重要顧客>からなる100 件強の小規模なものであるが、1件の情報は非常に詳細なものとなった。しかし、活用方法は見いだせずにおり、課題となっている。
→課題は達成すもの。
<シルバー世代>に関する店内の顧客台帳や<現社長達>の頭の中にある情報は貴重な無形資産の活用方法は見いだせずにおり、課題。
第2問のデータベースに対応して、この<シルバー世代>に関する店内の顧客台帳や
<現社長達>の頭の中にある情報を活用する施策にもっていきます。
使えるものは全て使い倒す、B社の経営資源のモットーです。
地域の繁栄は、SDGs
第11段落
⑪B 社は、<地域>と<その顧客>に支えられて存続してきた。そのため、<次期社長>は事業継続のためには、地域の繁栄が必要だと考えている。次期社長は取り組むべき施策について、中小企業診断士に助言を求めることとした。
→やはり最後は地域貢献、地域・地元密着、地方創生、地域に貢献して、B社も成長発展しましょうという方向性。SDGsです。
地方創生SDGs|地方創生SDGs・地方創生SDGs官民連携プラットフォーム・「環境未来都市」構想(内閣府)
それにしても、与件に埋め込まれた解答への根拠がバラバラの段落に埋め込まれています。
解答の根拠と設問文の付け合わせを正確にして、重要な部分をを抜き出して解答を構成する。
施策は何?施策は何?施策は何?と思っていると時間切れで、
資源が漏れて失点します。
なるべく時間を掛けずに根拠を抜き出す、技術。
やはり最近の過去問の傾向は与件文にかかれていることを整理して、
各設問に対応させて適切な資源を当てはめて解答する技術が必要です。
また読解力、瞬発力、判断力が事例Ⅱでは鍵になります。
1つの段落で2つの問題を問う場面もあるので、全体的な視野で見つつも個別に詳細を確認して対応する必要もあります。
特に直近の3年分の情報過多の事例問題などをやりこむことで、
今年の傾向が同じであれば対策となります。
加えるのであればもう少し、書いていないことを書かせるのかどうか。
まずは書いてある与件文から解答を組み立てた方がよさそうです。
以上、与件文を最後まで見てきました。
やはり事例Ⅱはスタンダードに国語力や情報整理力が鍵です。
次回は解答例を踏まえて考察していきます。
問題に対応した書籍紹介
平成29年度(2017年度)の解答解説が掲載されている書籍です。
過去問
診断協会のホームページからダウンロード
AASのホームページからダウンロード
試験問題だけではなく、解答用紙と出題の趣旨までまとまってます。
2次試験過去問ダウンロード│AAS中小企業診断士 2次試験対策専門校
TAC 定番の過去5年間の過去問の解答解説
ふぞろいな合格答案10
平成29年度試験(2017年度試験)の答案分析と再現答案 ¥2,640
ふぞろいな再現答案5、再現答案5 ¥2,640
平成30年度と平成29年度試験(2018年度と2017年度試験)の答案分析と再現答案
事例問題攻略マスター(第2版)¥3,080
再現答案やプロセスではお薦めです。
各事例の解き方と令和1年(2019年)~平成27年(2015年)までの過去5年分の過去問の解説付き。A5版と小さく持ち運びに便利。
TBC速習2次過去問題集 平成28~30年度 ¥4,180
本日のまとめ
- 食生活もそろそろ調整して試験本番で戦えるコンディション作りに切り替えましょう。
- 施策は過去の成功体験に習った施策を助言
- B社の過去の成功体験は未来の助言でリメイクして使うのが鉄則の施策。
- 同じような施策が繰り返し試験問題にだされているのでアンテナをはっておきたい。
- 使えるものは全て使い倒す、B社の経営資源のモットーです。
- 事例Ⅱはスタンダードに国語力や情報整理力が鍵です。
2次筆記試験まであと42日。
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