おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
みなさんいつもブログを読んでくれてありがとうございます。
本日は「令和2年度1次試験 7科目の意味」です。
試験に合格して早いもので1年弱。完全に油断してました。
2日目の3科目に1日連続で、いざ尋常に勝負。
まずは令和2年度1次試験、1日目の4科目を解いた記事。
「令和2年度1次試験 決闘を申し込む」は下記です。
お詫び
あまりの疲労で昨日誤って、同じ記事を2つアップしてしまいました。
大変申し訳ございませんが、あとにアップした記事は削除済みです。
☆をつけてくれた方、ごめんなさい。
4科目の疲労
すでに4科目を解答し、時間は16:40。
本来であればこのあたりの時間で1次・2次試験は終了。
ここからは合格者のプライドで連続して2日目の科目に挑戦。
事前準備(言い訳)※法務と中小は追加
このブログ投稿のために去年勉強した時に使用したテキストと令和1年度の試験問題を確認。
昨年未受験・未勉強の経営情報システムは4月に令和元年度試験問題を1回解き、解答解説を読んで、納得。
7月6日から2020年度合格目標まとめシート下巻ざっと読んだ。
中小企業診断士1次試験 一発合格まとめシート 後編(経済学・経済政策、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策)〈2020年度合格目標版〉
- 作者:美帆子, 野網
- 発売日: 2020/02/01
- メディア: 単行本
法務:企業診断の民法改正を熟読、書籍「改正民法のはなし」を読んだが試験には出ない部分が多くて有効活用できず。わかりやすい改正民法の書籍にすればよかった。
中小:中小企業白書部分はTACのスピードテキストを購入し、昨年の白書との違いを中心に抑える。インプット中心である程度準備。約1週間の隙間時間を利用。
中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト (7) 中小企業経営・中小企業政策 2020年度
- 作者:TAC中小企業診断士講座
- 発売日: 2019/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
疲れたので、好物のシュークリームで栄養補給。
あと3科目。
経営法務
17:10~18:10
いよいよきました鬼門の経営法務。
今年の受験生からの事前情報では、「今年の法務はやばいでした。」
とはいえ蓋をあけてみれば爆弾科目を回避した内容。
鬼門の法務は、冒頭でも追加したとおり、改正法務の論点を企業診断の特集記事を読んで知識をインプット。直前は30分間でまとめシートをざっとみるのは各科目同じ。
この科目は受験生時代は2番目に不得意としていた科目。
多少準備はしちゃいました。
第1問。リード文に「改正民法」出た。
第1問は毎回難しい問題。飛ばして問題全体をみる。
会社法、知的財産権、『ガリガリザウルス』、英文2問、最後に民法。
民法のリード文には計6回「民法の一部を改正する法律」と記載があり。
民法だけで9問。内2問改正民法の無い相続と相隣関係の問題が出題。
結局民法ができたか出来なかったが、今年の試験出来ばえへの影響が大きい状況。
パリ条約の優先権の期間。知らない知識問題。
まずいぞ。知識を思い出しながら、解答していく。
英文契約問題。英文短いな。2問中1問は取りたい。
法廷年率3%でしょ。
結構細かい。
第4問。また民法?相続。そうそうこの場所にいつも相続があった。
今年は基本論点。また雛段や計算問題だったらまずかった。一安心。
会社法はテキストに掲載されている内容の基本的な論点の問題。
続いて会社法3問。
自己株式ね。ア否定、イ否定、ウ否定、エ肯定。
答え肯定のエ。テクニックかよ。問題の構造から正答を絞り込むパターン。
最後は民法。
相隣関係。なつかしい。これは宅建で勉強した内容。
相続の限定承認もそうだが他資格で勉強した内容が出題されて範囲。
隣地の枝葉と根っ子の問題。
枝葉が屋根の設置と違法性が高い選択肢もあり。
改正民法
時効、詐害行為取消権、保証契約、定型約款、請負・委任
知らない知識は選択肢の作り方や最も弱者保護の観点から有益な内容。
リーガルマインドで乗り切る。
問題を解くことで民法改正の内容を初めて認識する。
なんでこの問題が出題されたかの意味を考える。
知ってほしい知識が出題されたのか。メッセージ性を考える。
知らない知識が多かったためか多少余裕があり60分間終了。
経営情報システム
18:40~12:30
既に疲労は限界。次の情報はあまり頭を使わなくてもなんとかなる科目。
残り2科目。さあいくぞ。
前評判は難易度が低いときいていた。
この科目は頭から解答していく。
なんか基本的な内容が出てきているざっくりとしか覚えてない。まずい。
CSV。カンマ?空白?コロン?
AI教師ありなし
スマフォのセンサー?
クラウド、仮想化
UMLの図の名称。選択肢で絞れない構造。これ覚えてないと無理じゃん。
ディシジョンテーブル?ディシジョンツリーなら知ってる。
サブスク
統計解析2問。まずい。2問落とせば終わる。
IOT、AI、RPAの違いを判別。
終わり。
5科目の疲労もあり、時間も予想以上にかかった。
情報はクイズ問題なので、最も解答を変えたがりたくなる科目。
1問だけ変更。変えても間違える可能性が高いので深追いはせず。
テキストに書いてある、過去問で出てきている論点で点数の下支えをして、
今話題の新規論点をあてる。統計解析はやはり難しい。
難易度は普通と思われた。
中小企業経営・中小企業政策
20:40~21:40
いよいよ最後の7科目目。
一番不安だったのが中小企業白書の問題。
ここはテキスト読みで追加で知識を入れちゃいました。
2,018年度白書と2019年度白書では統計資料の内容が変わっているものが多いので、
前年と今年のテキストの違いを把握しながら確認。
直前40分間は直前覚え込み。
疲れたので好物のメロンパンで栄養補給。
「いよいよ最後だ。」
直前で覚えた中小企業白書部分から解答していく。
中小企業の従業員、付加価値額
新規融資占め経営者保証?知らん。
5択の問題が多く、知らない知識や覚えていない知識は解答困難。
勘と作問者のメッセージを考えながら解答していく。
特許出願件数と中小企業の特許出願件数。知らん。
中小企業経営
生産性の格差の是正。あったっけ。自己資本の充実はあった。
頻出論点が続き。
中小企業強靭化法。事業継続力強化計画。これは話題。
小規模企業共済制度で2問。うん。どこが間違え。
他頻出論点が続出。
最後は、小規模事業者経営発達支援融資制度。知らないと答えられない。
小規模事業者経営「改善資金」融資制度(マル経融資)ではない。
知らない知識の問題は勘で解答するしかない。ほとんど当たらない。
やっぱり中小は相変わらずの得点科目。やればその分点数が取れる。
約60分間で終了。
本番ではないので60分で終了しちゃいました。
1日お疲れ様でした。
いやー疲れた。
7科目終了 7色の虹
今年1次試験を見送られた方へ
今年1次試験を感染症感染予防からやむなく見送られた方は、
早く今年の1次試験をセルフで受けてみてください。
2日間休みをとって、土日とかで模擬体験してみてください。
熱の冷めやらぬ7月中にでも。
お薦めは1日で7科目受験を実施。
1日で実施した場合には、負荷半端ないですが、頭の中が覚醒します。
また解答がまだ出ていないので解答も自分で調べて考える。
受験校の解答が出る前に解くことで、解答を考えるプロセスを踏むことが出来ます。
事前準備が完璧になることはないです。解くなら早めに。
もしかすると解答解説を見るよりも、自分で解説を考えた方が記憶の定着によいかもしれないです。
知識のアップデート
中小企業診断士1次試験には診断士として必要な基礎的な知識が埋め込まれていることに、改めて気づかされました。
当たり前の話ですが試験問題には、その資格で必要な知識が埋まってます。
昔簿記2級を勉強しているとき、無料解説で簿記の講師がこんなことを言っていたのを思い出しました。
「簿記の試験は毎年毎年問題が難しくなってます。同じ試験でも昔取得して人と今取得を目指すでは全然問題レベルが違います。簿記は常に知識をアップデートしないといけない試験です。」
資格試験って取得するとそれで終わりが多い。
講師として業としてやっているから毎回試験問題を分析しているんだと一般的には思います。
しかしながら、今回試験問題を解いてみて分かったことは、毎年試験問題を解いていかないと、知識がどんどん過去のものとなって新しいものに対応できないということ。
専門的に実務で扱っていれば別ですが自己啓蒙としては最適です。
7科目があって、その中で新しい知識が毎年ブラッシュアップされている印象。
もちろん毎年変わらないような論点もありますが、実は出来ていなかった、出来なかった知識が多いことも実感。7科目ある意味を感じた1日でした。
本日のまとめ
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法務の知らない知識は選択肢の作り方やリーガルマインドで乗り切る。
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問題が出題された意味やメッセージを考える。
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情報はテキストに書いてある過去問で出てきている論点の意味を覚える。
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今話題の新規論点や用語を知っておく。統計解析はやはり難しい。
- 中小は相変わらずの得点科目。やればその分点数が取れる。
- 受験校の解答が出る前に解くことで、解答を考えるプロセスを踏める。
- 知識のアップデートに試験問題が使える。7科目ある意味を感じられる。
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2次筆記試験まであと98日。
これから受験生への相談や問い合わせにも、積極的にお答えしていこうと思ってます。
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