おはようございます。
中小企業診断士のシンです。
本日は昨日に引き続き「運営管理」についてです。
まずは昨日の記事「 運営管理 攻略法 楽しく学習して得点科目にする」
は下記です。
直近5年間の運営管理の科目合格率
直近5年間の運営管理の科目合格率の推移です。
令和元年度 (2019年度) 一次試験全体:30.2%、運営管理:22.83%
平成30年度(2018年度) 一次試験全体:23.5%、運営管理:25.85%
平成29年度(2017年度) 一次試験全体:21.7%、運営管理: 3.10%
平成28年度(2016年度) 一次試験全体:17.7%、運営管理:11.76%
平成27年度(2015年度) 一次試験全体:26.0%、運営管理:20.46%
特徴的なのは、平成28年・29年は難化し、直近の2年間平成30年と令和元年度は易化していることです。
各年により難易度のばらつきがある科目となってます。
令和元年度(2019年度)試験解いてみて
昨年度の試験では科目免除しており、受験しておりませんでしたので、今更ながら解いてました。
第1問からスタート。昨年の1次試験ぶりなので、8カ月ぶり。忘れていると思ってましたが、ある程度覚えてました。
前半の生産管理分野は計算問題は最後に残す戦略。飛ばし飛ばし。基本的な問題が多いのかも。経済的発注量の公式?なんだっけ。全体的に知識を覚えていれば解ける問題が多い。
後半の店舗・管理分野。ショッピングセンターのトレンド、知らない。都市計画法2台も出題、消防法、食品サイクル法?空き店舗?酒類や医薬品などの販売?食品表示法?初出題のトレンドを意識した問題が出てきているが、知ってる分野、学習した分野が大半。
結果、44マーク、生産管理22マーク中15マーク正解、
店舗・販売管理22マーク中14マーク正解、67点でした。
勉強してなくても合格点を上回れたので、セーフ(汗)。
実際にといてみた実感として、令和元年度(2019年度)は易化。
過去2年間難易度が易し目になっていることから、今年は難化もしくはやや難化が予想されます。
過去に未出題の分野はみんな解けないが、基本的な論点で取りこぼすと命取り。
1問2・3点なので1問あたりのタイムマネジメントをして、解ける問題から解き積上げていくイメージ。
私の得点結果2016年50点、2017年47点、2018年69点、2019年67点(4月セルフ実施)
難化した2017年・2018年は50点前後で敗退しました。
暗記ツール
初年度は自作の単語帳を活用しましたが、暗記用教材は「一発合格まとめシート」の付録のPDFを活用することをお薦めします。
各科目共通ですが、イラスト付きでビジュアル面でも理解しやすいです。
問題演習強化
他科目との兼ね合いもありますが、余裕のある方は過去問マスターで過去10年分の出題論点を固めることもお薦めいたします。TACのトレーニング問題集はすべて過去問で構成されてました。TAC生以外のかたは、余力に応じて過去10年分の過去問にチャレンジし得意科目にしましょう。論点別にまとまっているので、苦手な分野の克服にも効率よく活用できます。
本試験テクニック 解く順番
本試験は90分科目で1日目の他科目と比較すると時間に余裕はあります。
90分で約44問、制限時間は1問2分弱。
試験が開始されたら全体を俯瞰してみて、生産管理と店舗・販売管理の2分野で得意分から着手し、答えられる問題から答えていきましょう。知識問題で2分も必要なく秒殺できる問題もあり、前倒しで時間を確保できると思います。
ただ、時間に余裕があるとはいっても、1問にはまってしまうとロスが大きいので、計算問題は飛ばし最後にまとめて解くのがお薦めです。
本日のまとめ
- 各年により難易度のばらつきがある科目
- 今年は難化もしくはやや難化が予想されます。
- 余力に応じて過去10年分の過去問にチャレンジ
- 解く順番には留意する。
2019年度第17問の実況解説
〇最後に2019年度第17問を実況解説します。
第17問 以下のa~eの記述は、職場管理における5Sの各内容を示している。5Sを実施する手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 問題を問題であると認めることができ、それを自主的に解決できるように指導する。
b 必要なものが決められた場所に置かれ、使える状態にする。
c 必要なものと不必要なものを区分する。
d 隅々まで掃除を行い、職場のきれいさを保つことにより、問題点を顕在化させる。 e 職場の汚れを取り除き、発生した問題がすぐ分かるようにする。
〔解答群〕
ア a→b→c→d→e イ b→e→d→c→a
ウ c→b→d→e→a エ d→b→c→a→e
以下、実況解説。
第17問 以下のa~eの記述は、職場管理における5Sの各内容を示している。5Sを実施する手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
→出た「5S」!「整理・整頓・清掃・清潔・躾」
超基本問題です。ただ出題方法が手順を問う問題。
選択肢をみていきましょう。
a 問題を問題であると認めることができ、それを自主的に解決できるように指導する。
→指導は躾!でaが最後イとウに絞られます。
b 必要なものが決められた場所に置かれ、使える状態にする。
→整頓で2番目。
c 必要なものと不必要なものを区分する。
→整理で1番目。この時点で選択肢ウが正解。
d 隅々まで掃除を行い、職場のきれいさを保つことにより、問題点を顕在化させる。
→念のため確認。掃除は清掃のこと。
e 職場の汚れを取り除き、発生した問題がすぐ分かるようにする。
→整理・整頓・清掃が行き届いてる状態を継続すること。
〔解答群〕
ア a→b→c→d→e イ b→e→d→c→a
ウ c→b→d→e→a エ d→b→c→a→e
→「ウ」が正解。
難易度評価はAでした。絶対に間違ってはいけない問題です。
「5S徹底」「5S徹底」「5S徹底」4文字です。
2次試験事例Ⅲの解答に入れると4文字しか使わないのでコスパの高いキーワードです。
※難易度評価。
あとで見返すときのためにABCでランク付けする。
A 確実に正解で見返す必要のない問題。正答率80~100%。難易度:低
B 正解だとは思うが、見返す必要のある問題。50~60%。難易度:中
C 難解な問題。正答率20~40%。難易度:高
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